LGBT・性的マイノリティの方に聞くトイレの悩み

気になる周囲の視線、注意を受けることも

2020.8.17

ここ数年、世界でLGBT・性的マイノリティに配慮した取り組みが盛んになっています。TOTOでも2015年より当事者や専門家の皆さんにご協力いただき調査やヒアリングを実施してきました。当事者の方々は普段トイレをどのように使用しているのか、どんな悩みや苦労があるのかを取り上げます。

10人に1人が、性的マイノリティ

2019年に行われた調査では日本国内の10人に1人が性的マイノリティであることを意識しているという結果が出ています。
性的マイノリティは、近年「LGBT」と呼ばれ広く認知されつつありますが、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、トランスジェンダー(T)以外にも、多様な性のあり方は存在します。そうしたすべての人が制約を受けず社会生活を送るための配慮が求められています。

特にトランスジェンダーは、外出先のトイレ利用にストレスを感じている

性的マイノリティの中でも「こころ」と「からだ」の性が異なるトランスジェンダーは特にトイレの悩みを抱えています。入る際に周囲の視線が気になるだけでなく、実際に見咎められる経験をした方もいました。公共施設では男女別しかなく選択に困る、多機能トイレは障がい者や高齢者、子連れの人に気を遣うという意見もありました。性的マイノリティの方にとって外出先のトイレは強いストレスを感じる場所であることがうかがえます。

性的マイノリティのトイレ利用に関する アンケート調査結果については こちら をご覧ください。
関連情報は こちら をご覧ください。

今後も、TOTOが実施した調査結果や、マーケティング情報を継続的に配信していきます。レポートに関するご意見・ご感想がございましたら、下記アンケートへご自由にご記入ください。また、より詳細な調査結果、配慮ポイント、現場事例等をご紹介するセミナーを各種ご用意しています。

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