病院の手洗いに関する意識と行動の変化とは?

設備にも求められる感染対策「手洗い編」

2022.5.18

新型コロナウイルス感染症の流行により、手洗いの重要性が社会的にも注目を集めています。なかでも衛生に十分な配慮が必要とされる病院において、入院患者や看護師の方々にどのような意識や行動の変化がみられるか、前回の「トイレ編」に続き、「手洗い編」の調査結果をご紹介します。

入院患者が水まわりで気になったこと

コロナ禍の入院経験者に「洗面・手洗いの利用で困ったこと」を伺ったところ、第1位に「水はねや水たまりが気になった」、第2位には「(レバーハンドルなど)を触りたくなかった」という回答が得られました。
また、「衛生面」のために必要だと思った設備・配慮では、「自動水栓」や「自動水石けん供給栓」、「水はねや水たまりが少ない」「汚れがつきにくい」洗面・手洗い器が上位にあがり、器具を媒介にした感染や手を介した感染に不安を感じ、改善を求めていることがうかがえます。
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看護師の意識と行動の変化

看護師を対象とした調査では、手洗いの意識が変わったと73%の方が回答しています。理由は、自身や患者の感染予防のためが8割を大きく超えています。 また、7割以上の方が手洗いの回数が増えたとし、洗う時間を延ばしたり、自動水栓を選んで使ったりといった変化もみられました。現在の手洗器への不満点には、「水はねしやすい」「自動水栓ではない」といった回答が目立ちました。
さまざまな感染症と共存する時代へ向けて、病院の手洗い環境の改善や一層の衛生管理が求められています。
「看護師の手洗いの変化に関する調査結果」は こちら をご覧ください。
「より高まる、病院に対する「衛生面」への意識」記事は こちら をご覧ください。
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