ポストコロナにおける宿泊施設の利用者ニーズ

客室の水まわりに着目した宿泊施設の人気条件とは

2024.1.25

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の位置づけが、2023年5月から5類感染症となったことで、人の移動が活発化し、宿泊業も旅行業もコロナ禍前の2019年12月を上回る水準まで活動状況が回復してきています。今後はさらに国内外の宿泊者起点のサービスで、持続可能な安定したマーケットにすることが重要です。TOTOが行った最新の調査から、宿泊施設を利用されるお客様が重視する設備のポイントをご紹介します。

トイレ・洗面・浴室が分かれている客室が人気

TOTOは、2020年7月、新型コロナウイルス感染症拡大時にホテル利用者1350名(20歳以上の男女)を対象にWeb調査を実施しました(関連記事1関連記事2)。そしてコロナの位置づけが5類に移行したことに伴い、2023年7月に同様の調査を行ったところ、出張・旅行ともに宿泊需要回復の兆しがみられました。
宿泊施設のリピート要因には、「客室の水まわりの清掃が行き届いている」「客室の水まわりの広さや使い勝手がよい」など、水まわりの衛生性や快適性にこだわる項目が複数挙げられています。水まわりのレイアウトでは、トイレ・洗面・浴室がそれぞれ分かれているタイプが人気で、特に未就学児連れの旅行目的で利用する人は89%が希望しています。
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温水洗浄便座の利用と衛生面で気になること

客室トイレの温水洗浄便座について伺ったところ、7割以上の方が「おしり/ビデ」洗浄機能を使用しており、年代が上がるほど利用率が高くなっています。また、温水洗浄便座まわりの衛生面で気になる部分では、「ノズル」「ノズルから出る水」が上位に挙がりました。TOTOのウォシュレットⓇは、使うたびにノズルの内側も外側もしっかり洗浄・除菌する「ノズルきれい」の機能を備えた商品を各種取り揃えています。なかでも、「ホテル向けウォシュレットⓇ一体形便器」は防湿仕様・定格消費電力を抑えた商品で、ユニットバスルーム内にも設置可能です。
これからもTOTOはお客様の声に耳を傾け、より良い商品をご提供し続けていきます。
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関連記事ホテル利用者調査(2020年度実施)結果はこちらこちらをご覧ください。
関連商品ホテル向けユニットバスルームの商品カタログはこちらをご覧ください。
関連機能「ノズルきれい」はこちらをご覧ください。

今後も、TOTOが実施した調査結果や、マーケティング情報を継続的に配信していきます。レポートに関するご意見・ご感想がございましたら、下記アンケートへご自由にご記入ください。また、より詳細な調査結果、配慮ポイント、現場事例等をご紹介するセミナーを各種ご用意しています。

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