外出先のトイレ、感染が気になるのはどんな場所?

必要とされるスペースの確保とサイン・レイアウトの配慮

2021.12.17

前回の記事※では、TOTOが実施した「外出先トイレ利用に関する意識調査(2021)」をもとに、感染症対策として手洗いへの意識が高まり、トイレ以外にも独立した手洗い場が求められていることをご紹介しました。今回は、感染リスクが懸念される混雑や密集が、実際にトイレのどんな場所で気になるのか、また、どんな施設に不安を感じるのか、意識調査の結果をお伝えします。
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トイレ内で混雑や密集が心配な場所

TOTOは、昨年度に引き続き、2021年7月に「外出先トイレ利用に関する意識調査(2021)」を行いました。その中で、外出先のトイレを利用する際、トイレ内の混雑や密集により感染症に感染するリスクが心配になると答えた方は、男性45%、女性56%でした。男女ともに約半数の方が不安を感じています。トイレ内で混雑や密集が心配になる具体的な場所に、男性は洗面コーナー、女性ではトイレブースを待つ場所を挙げる方が多く、順番に使う場所での待ち時間が長いことが関係していると考えられます。
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不特定多数の人々が利用する施設が不安

意識調査では、どんな施設でトイレ内の混雑や密集が気になるのかも尋ねています。その結果、1位に商業施設・店舗・飲食店、2位に交通施設、3位に病院が挙がりました。いずれも不特定多数の人々が利用する施設です。では、トイレ内の混雑や密集を避けるため、どんな設備や配慮が必要かという質問には、十分なスペースが最も多く、次いで、順番待ちの立ち位置を示す印や人とすれ違わない配慮などの回答が多く見られました。トイレに、人と人との間隔がとれるスペースの確保とサインやレイアウトの配慮が望まれています。
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今後も、TOTOが実施した調査結果や、マーケティング情報を継続的に配信していきます。レポートに関するご意見・ご感想がございましたら、下記アンケートへご自由にご記入ください。また、より詳細な調査結果、配慮ポイント、現場事例等をご紹介するセミナーを各種ご用意しています。

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