変わるトイレの役割。外出先トイレでの手洗いの考察

手洗い場の充実に求められること

2021.11.19

TOTOでは昨年度に引き続き、2021年度も「外出先トイレ利用に関する意識調査」を行いました。前回の調査では、感染症の感染拡大を予防する新しい生活様式が広まる中で、トイレに「手洗いの場」としての利用用途が増えていることが明らかになりました。さらに今回の調査では、衛生的なトイレの条件や、手洗い環境に求められているニーズを探ります。

手洗いへの意識が高まっている

調査の中で、外出先のトイレでの「用足し」以外の利用用途についてたずねたところ、2020年度調査と比較して「手を洗う」は53%から74%に上昇し、「手洗い」への意識が向上していることが見て取れます。それに比例して、「用足し」以外に使う場所は「洗面コーナー」、すなわち手洗い場が87%と、最も高い結果となっています。このことから、今後のトイレの設備には手洗い場の充実が必要であることが伺えます。
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求められるトイレ以外の手洗い場

昨年度の調査に比べて、手指衛生を保つための手洗いの機会が増えています。手洗い場に必要な設備には、「自動水栓」(82%)や「自動水石けん」(48%)があがり、衛生的な非接触器具を使いたいと多くの方が考えていることもわかります。また、トイレ入口の手前に手洗い場がある場合、72%の方が利用したいと回答しています。理由として、「手前で楽」「トイレ内の混雑が気になる」と感じていることから、トイレ内とは別に手洗い場を設けることが、今後の施設に求められる利用分散につながると言えそうです。
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今後も、TOTOが実施した調査結果や、マーケティング情報を継続的に配信していきます。レポートに関するご意見・ご感想がございましたら、下記アンケートへご自由にご記入ください。また、より詳細な調査結果、配慮ポイント、現場事例等をご紹介するセミナーを各種ご用意しています。

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