旅を安心して楽しむために宿泊利用者がホテルに求めること vol.1

衛生対策の見える化が安心感につながる

2020.12.17

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による自粛要請に伴い、多くの人が移動を控えた結果、日本国内のホテルや旅館などの宿泊者数は2020年2月から激減。国土交通省は国内に向けた観光需要喚起策のひとつとして同年7月に「Go To トラベル キャンペーン事業」をスタートさせました。 TOTOが行った最新の調査から、安心で安全な旅を楽しむために国内の宿泊利用者がホテルに求める今のニーズをご紹介します。

移動自粛がさまざまな種類のホテルに影響

TOTOは、新型コロナウイルス感染拡大中の2020年7月に、ホテル利用者1350名(20歳以上の男女)を対象にWeb調査を実施しました。その中で、2020年1月までの期間における宿泊頻度をたずねたところ、70%の人が「1年間に複数回、一泊以上の国内出張または国内旅行をしていた」と回答しました。さらに、宿泊したホテルの種類をたずねたところ、出張の場合はビジネスホテルが81%と圧倒的に多く、旅行ではビジネスホテル・シティホテル・リゾートホテルに分散していました。新型コロナウイルスの影響は、これまで宿泊先として利用されていたビジネスホテルをはじめ、さまざまな種類の宿泊施設に出ていると考えられます。

コロナ禍におけるホテル選定基準の変化

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、「今後のホテルを選ぶ基準やホテルに求めるものに変化がある」と51%の人が回答しました。ホテルに求めるものの具体的な例としては、「衛生対策の見える化」「客室の浴室の充実化」「水まわり設備の非接触(タッチレス)化」などが挙げられています。
人々の衛生性への意識が高まる中で、ホテルの設備や環境を整え、具体的に情報発信していくことが、安心で安全な旅のスタイルを普及・定着させる重要なポイントとなるでしょう。

今後も、TOTOが実施した調査結果や、マーケティング情報を継続的に配信していきます。レポートに関するご意見・ご感想がございましたら、下記アンケートへご自由にご記入ください。また、より詳細な調査結果、配慮ポイント、現場事例等をご紹介するセミナーを各種ご用意しています。

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