ユニバーサルな洗面空間を目指して

新しいマルチユーザー向けカウンター

2023.9.22

交通施設、商業施設、学校など多くの人が利用する施設では、多様な人が同じ場所で手洗いを行うことに配慮した設えが必要です。 成人から子ども、車いす使用者に配慮した洗面カウンターがあればだれでも快適に手洗いを行うことができます。
今回は2023年8月発売のリニューアルしたマルチユーザー向けカウンターをご紹介します。

さまざまな方が利用しやすい配慮

パブリックトイレはさまざまな利用者が使いやすい配慮が必要です。 TOTOのマルチユーザー向けカウンターは同じ高さで、成人、子ども、車いす使用者が手洗いしやすい設計です。 また洗面器は身長差にも配慮した、手を差し入れやすい「切り欠き形状」です。
また従来品よりボウル内の奥行きを12mm拡大。ボウル内でしっかり手洗いでき、周囲への水はねを低減します。 幅広いボウル形状でゆったりとした手洗い空間を確保し、しっかりと手を洗うことができます。

車いす使用者にさらに使いやすく

マルチユーザー向けカウンター(フロントパネル扉式)は車いす使用者に配慮したオープン仕様にも対応します。
足下の広さを確保するためにボウル内面形状や排水口位置などを工夫し、膝の入るスペースを確保、アプローチ性も向上しています。 エプロン下680mm、ボウル下628mmを確保していますので従来品と比べて、より足下が広くお使いいただけます。

デジタルヒューマン技術の活用

大人から子供、車いす利用者が同じあふれ面での手洗い行為が行いやすいように設計しています。 例えば子供は小学1年生を想定しこどもでも使いやすいあふれ面高さを設定しています。
TOTOでは動作計測を通じて詳細の動作検証・分析を行い、使い勝手の確認を実施しています。
さらにデジタルヒューマン技術を活用し、様々な体格を想定したユーザーへの配慮を検討しています。

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撮影協力(車椅子) 株式会社オーエックスエンジニアリング

今後も、TOTOの商品における技術をご紹介していきます。施設では、ご紹介した技術の体感展示もございます。より詳しい情報は、テクニカルセンターご来場の際に、専用スタッフよりご説明させていただきます。またこのサイトへのご意見ご要望がありましたら自由にご記入ください。

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