水流を利用した小便器の自己発電の仕組み

電源工事不要で省施工、停電時も使用可能

2024.10.25

一般的に水力発電は環境に優しい発電方法といわれていますが、実はトイレや洗面所等で使われる機器には、水力発電の装置が内蔵されているものがあることをご存知でしょうか。 TOTOは発電装置を搭載した様々な商品を開発してきました。今回は洗浄時の水流を利用し自己発電する、自動洗浄小便器(UFS900W、910W系)をご紹介します。

発電タイプのメリット

自己発電の商品が環境に優しいことはもちろんですが、その最大のメリットは、電源不要になることです。
小便器洗浄時の水流を利用して自己発電するため、設置の際の電気工事が不要です。より手軽に自動洗浄小便器への取り換えが可能になります。また、災害などの停電時でも、給排水が可能であれば自動洗浄ができます。

自己発電のしくみ

小便器洗浄に使う水の一部が発電ユニットを通り、羽根車を回して発電します。発電された電力はコントローラーに蓄電され、センサーや電磁弁の作動に使用されます。

長期休暇がある施設でも、安心して利用可能

洗浄時の水流を利用して発電された電力は、コントローラーに蓄電し制御されます。蓄電した電力は、待機中のセンサー等の駆動で少しずつ消費されます。未使用期間が長く、万が一蓄電電力がなくなっても、バックアップ電池から電力が供給されるため、約10年間は洗浄システムが駆動し、自動洗浄できます。そのため、長期休暇がある学校等でも、安心してご利用いただけます。

関連記事:リンク
環境に配慮し自己発電する自動水栓
https://jp.toto.com/com-et/ttc/tips/G015.htm
小便器の新尿石抑制・節水システム
https://jp.toto.com/com-et/ttc/tips/G035.htm

商品の詳しい情報はこちらからご覧ください。

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