衛生的なパブリックトイレをつくる3つのポイント

ニューノーマル時代のトイレの条件とは?

2021.6.23

衛生意識が高まる中、ニューノーマル(新しい常識)の今まで以上に衛生性を意識した空間づくりが求められています。今回は、公共施設のトイレづくりに求められる衛生性向上のポイントをご紹介します。

ポイントは、「洋式便器」「乾式清掃」「非接触」

TOTOがさまざまな公共施設でトイレの菌数を測定した結果、和式トイレまわりの湿式清掃の床、次いで水栓のハンドルから大量の菌が検出されています。一般に不安を抱かれがちな洋式便座は、実際には手のひらよりも少ないわずかな菌しか確認されませんでした。和式便器は床などへ尿の飛び散りが多く、大腸菌が靴を介して広がる可能性も見てとれます。トイレの衛生性向上への第一歩は、便器の洋式化と乾式清掃です。
また、TOTOは2020年7月に、外出先のトイレ利用に関する調査を行いました。その結果、タッチレス器具の要望が高く、便器の洗浄方式には自動洗浄やセンサー式洗浄、手洗いコーナーには自動水栓・自動石けんを必要とする回答が多く挙がっています。

衛生性に優れたタッチレス器具

手洗いコーナーには、手を感知して作動するアクアオート(自動水栓)と、オートソープディスペンサー(自動水石けん供給栓)を組み合わせると、水石けんの使用からすすぎまで、すべて非接触でスムーズな手洗いが可能になり清潔を保つことができます。また、壁側についているタイプは、清掃性にも優れています。便器洗浄には、手をかざして水を流せるセンサー式スイッチを採用すると、手を触れずに使えるため利用者の不安も軽減できます。トイレは、便器全体を効率よく洗い流すトルネード洗浄と清掃しやすいフチなし形状が特長のパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式がおすすめです。

壁・床の清潔を維持するために

トイレ空間全体を清潔に保つためには、細菌の温床になりやすい壁や床への配慮も必要です。大便器や小便器は壁掛式にすると、床の清掃性が向上します。便器下の床材や壁材には、光触媒技術による抗菌・抗ウィルス効果が、汚れやニオイの原因菌を減らすハイドロテクト加工の大型陶板をご用意しています。
このようにTOTOでは、さまざまなトイレ空間の衛生維持に配慮した商品を多数取り揃えています。
※展示については 各エリア窓口 にお問い合わせください。

商品の詳しい情報は こちら からご覧いただけます。

今後も、TOTOの商品における技術をご紹介していきます。施設では、ご紹介した技術の体感展示もございます。より詳しい情報は、テクニカルセンターご来場の際に、専用スタッフよりご説明させていただきます。またこのサイトへのご意見ご要望がありましたら自由にご記入ください。

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