小便器の新尿石抑制・節水システム

超節水技術(きれい除菌水)とインターバル排水管洗浄

2024.5.21

各施設のトイレ改修が活発化する中、男性トイレの中で器具数が多く利用頻度の高い小便器は器具選びに配慮が必要です。
設置から年数が経過すると、老朽化による洗浄ボタンやセンサー反応の不具合、排水トラップの劣化等により便器から下水の臭いがするなど、さまざまな要因から改修に至る場合があります。
さらには、尿石が排水管にたまることで水の流れが悪くなるなど、器具以外のトラブルが発生する場合もあります。
今回は新尿石抑制・節水システムを搭載し、尿石の発生やにおいの元となるアンモニアの発生を抑制しながら、大幅な節水を実現した小便器をご紹介します。

2つの新機能で便器・トラップ・排水管内を効率的に洗浄

排水管内に尿が残ると、尿石が発生し固着します。写真のような状態になると排水管内の水が流れにくくなります。TOTOは尿石の発生やにおいの元となるアンモニアの発生を抑制しながら、大幅な節水を実現する2つの新機能「新尿石抑制・節水システム」を開発しました。
1つめは、トラップの小型化により、尿を含んだ汚水を効率よく置換し、節水を実現しました。また長時間使用されない時間帯に「きれい除菌水」をトラップ内に満たして除菌(※1)することで、汚れや菌の発生を抑制し、使用後の洗浄水量を少なくする超節水タイプもご用意しています。

※試算条件についてはこちらをご参照ください。

インターバル排水管洗浄のしくみ

2つ目の機能は、定期的にインターバル排水管洗浄を実施し尿石を抑制します。
使用後の毎回洗浄だけでは排水管内に濃い尿混じりの汚水が残ってしまいます。インターバル排水管洗浄は、使用後の毎回洗浄に加えて、定期的に排水管洗浄を実施します。排水管洗浄は、洗浄効果を高めるため複数回に分けて実施し、排水管内の尿の滞留から尿石の発生を抑制します。

インターバル排水管洗浄の様子

映像は、配管の様子を撮影したものです。疑似汚水として、赤く着色した水を流しています。使用後の毎回洗浄に加えて、定期的に行われるインターバル排水管洗浄によって上流側の残水がきれいになる様子がご確認いただけます。

※1:除菌効果は試験機関による実験結果であり、実使用の実証結果ではありません。すべての菌を除菌できるわけではありません。

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商品の詳しい情報は下記リンクよりご覧ください。
マイクロ波センサー壁掛小便器セット
自動洗浄小便器

実際の商品や空間設置のイメージはテクニカルセンターにてご確認いただけます。
※展示については各エリアにお問い合わせください。(完全予約制)

今後も、TOTOの商品における技術をご紹介していきます。施設では、ご紹介した技術の体感展示もございます。より詳しい情報は、テクニカルセンターご来場の際に、専用スタッフよりご説明させていただきます。またこのサイトへのご意見ご要望がありましたら自由にご記入ください。

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