「ウォシュレット®」と「リモコン」は用途にあった機能と組み合わせで

パブリック用途に特化したリモコン機能のご紹介

2024.9.26

さまざまなタイプがあるウォシュレット®とリモコン。建築用途に合わせてご採用いただくことで、施設を利用される方にも、維持メンテナンスをされるオーナー様にもメリットがあります。今回は住宅向けとパブリック向けのリモコンの違いと、パブリック向けリモコンならではの特長をご紹介します。

住宅向け用とパブリック向けのリモコンの違い

ウォシュレット®用のリモコンは、大きく住宅向けとパブリック向けに分けられます。グレードや機種による違いもありますが、主に住宅タイプは、個人設定機能などご家庭で使用するためのきめ細やかな機能を備えています。これに対し、パブリック向けリモコンは誰でもわかりやすい機能に特化し、デザインもシンプルです。
例えば、人気のスティックリモコンも住宅タイプとパブリックタイプでは、それぞれ機能に特長があります。

公共施設にはパブリック向けのウォシュレット®とリモコンがおすすめ

公共施設のレストルームにはパブリック向けのウォシュレット®とリモコンをご採用いただければ、よりお客様に使いやすい空間が実現できます。

<おすすめ①>わかりやすく、電源不要なエコリモコン
シンプルなボタン配置と独立した便器洗浄ボタンで、初めて使う方でもわかりやすい設計です。ボタンを押すと発電するしくみで環境にも貢献します。

<おすすめ②>壁面の納まりすっきり、コンパクトなリモコン
便器洗浄ボタン、擬音装置「音姫」をひとつのリモコンにコンパクトに集約。シンプルなデザインでトイレ壁面を機能的かつ、すっきりと納めることができます。(乾電池タイプ)

<おすすめ③>ハイエンドな空間にふさわしいスティックリモコン
スティックリモコンパブリックタイプはホテルや商業施設などのハイエンドなインテリアにもなじむ、高いデザイン性が特長です。シルバーの色調は紙巻器などとのコーディネートの美しさも配慮しています。

これらのパブリックリモコンはすべて管理に最適な「管理清掃用リモコン」に対応しています。
ウォシュレットの温度設定や清掃時のノズル出し/戻しの操作をリモコンひとつで行えます。ウォシュレットを複数設置している場合、連続して設定・操作することができます。温度設定や清掃作業の時間を短縮し、管理の負荷を大幅に削減します。

美しく機能的で、環境にやさしいエコリモコン

おすすめのパブリック向けリモコンの中でも、大規模物件から小規模物件まで幅広くご使用いただけるエコリモコンの機能の詳細をご紹介いたします。

TOTOでは2014年10月より、パブリック向けにエコリモコンを発売しています。以来パブリックレストルームにおける定番品としてご採用いただいております。リモコンパネルのボタンにはどなたでも押しやすいピアノキー形状を採用し、「てこの原理」を利用したスイング動作で、しっかりとした操作感と発電動作を両立しています。キーを押すたびに発電機内部の回転軸が回って発電します。その仕組みは風力発電の原理と同じです。その発電された電力を使ってウォシュレット®本体へ通信するしくみになっているので、電源不要で面倒な乾電池交換や壁裏の電源工事が省けます。

エコリモコンは一般的なリモコンと通信の方式が異なっています。一般的に用いられているリモコンは、通信に赤外線を使用しています。赤外線式のリモコンは障害物の影響を受けるため天井で反射させて、便器、ウォシュレットへ通信しています。赤外線は使用する電力量が多く、リモコンを操作する力では必要な電力を生み出すことができません。そのため電池が必要になります。
一方、エコリモコンは通信に電波を採用しています。電波式のエコリモコンは障害物の影響が小さく、省電力で通信できます。発電機も小さくなるため、リモコン内にコンパクトに収めることができました。長年培ってきた「樹脂設計力」を活かして、材料選定、構造設計・解析を行っており、高い耐久性も実証されています。

商品についてはこちら

今後も、TOTOの商品における技術をご紹介していきます。施設では、ご紹介した技術の体感展示もございます。より詳しい情報は、テクニカルセンターご来場の際に、専用スタッフよりご説明させていただきます。またこのサイトへのご意見ご要望がありましたら自由にご記入ください。

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