パブリックの洗面空間で節水を実現するために

自動水栓の変遷と38年の歩み

2022.6.23

パブリックシーンで多くの人に使われる自動水栓。昨今は感染対策を目的とした非接触商品として注目をされていますが、TOTOは1984年の販売開始から、自動水栓のパイオニアとして38年間※にわたり、さまざまな技術の開発を続けています。(※2022年6月現在)
今回は節水を実現するために重要な吐水技術「泡まつ吐水」と、現在までの進化の歴史をご紹介します。

自動水栓の開発のきっかけは節水

節水を目的として水の止め忘れを防ぐ技術開発からスタートした自動水栓は、今ではさまざまな機能を複合したパブリック洗面の定番商品となりました。
その中でも泡まつ吐水技術は2001年から搭載しており、快適さを損なわず節水するためのTOTOにおける基幹技術※です。
(※2L/min泡まつ吐水)

水流技術で心地よさと節水を両立

TOTOの自動水栓の多くはこの泡まつ技術が使われています。その特長は、水に空気を含みながら吐水するため、節水しながらも水の容積が増え、たっぷりとした洗い心地です。また、手にあたったり、ボウルにあたったりするときに水はねしにくいというメリットがあります。

空気を含みながら吐水する機構

現在、泡まつ吐水はTOTOのスタンダードな吐水技術で、最少タイプでは2L/minまで節水しています。スパウトの先端から外気を取り込み、水が流れ出るときの流体の力を利用しながら効率的に水と空気を混合します。
さらなる節水性能が必要とされる、より条件の厳しい海外の市場※においては、毎分1.3Lの超節水にも対応した商品を発売しています。(※LEED認証を取得する現場等)

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商品の詳しい情報は こちら からご覧いただけます。

テクニカルセンターには、各商品の技術を体感できる展示施設があります。
※展示については 各エリア窓口 にお問い合わせください。(完全予約制)

今後も、TOTOの商品における技術をご紹介していきます。施設では、ご紹介した技術の体感展示もございます。より詳しい情報は、テクニカルセンターご来場の際に、専用スタッフよりご説明させていただきます。またこのサイトへのご意見ご要望がありましたら自由にご記入ください。

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