「きれい除菌水」で、水回りの清潔をサポート

水から生まれて水に戻る環境にやさしいクリーン技術

2020.8.18

水回りを365日いつでも清潔に保ちたい。TOTOはこの思いに「きれい除菌水」※1でお応えします。この「きれい除菌水」は薬品や洗剤等の添加物を使わず、水※2に含まれる塩化物イオンを電気分解して作った「次亜塩素酸を含む水」です。そのため時間がたつともとの水※3に戻るので、環境にやさしく、安心・安全です。ここではTOTOの「きれい除菌水」の生成のしくみと効果をご紹介します。

次亜塩素酸生成の様子(特殊水槽による可視化)

これは「きれい除菌水」に含まれる次亜塩素酸が生成される様子を特殊な水槽を使って可視化した画像です。水槽には水道水が入っています。底にあるのは、水を電気分解するための「電極板」です。白い煙のようなものが出ていますが、これは微細な酸素と水素の泡です。 これらの泡の発生と同時に、水道水に含まれるわずかな塩化物イオンが電気分解され、汚れの分解や除菌作用のある「次亜塩素酸を含む水(きれい除菌水)」が生成されます。

「きれい除菌水」生成のメカニズム

生成のしくみについて電極板を拡大して詳しく見てみます。陽極(+)と陰極(-)の2枚の電極板があり、この隙間を水(H2O)が通り抜ける瞬間に、次亜塩素酸が生まれるしくみになっています。電気分解によりできた「次亜塩素酸を含む水(きれい除菌水)」は、生成直後は優れた分解・除菌性能を持ちますが、時間の経過とともに(約2時間程度)、もとの水に戻る性質を持っています(※原水回帰特性による)。電極板の隙間はわずか数百?。コンパクトな生成ユニットで、素早く必要な分だけの「きれい除菌水」を都度作り出しています。

除菌・分解・漂白効果できれいが長持ち

「きれい除菌水」には、分解・漂白の効果もあります。映像は漂白の様子をご覧いただいています。黄色の食用色素を入れた水槽の中で、次亜塩素酸を生成すると、分解・漂白反応が起こり、徐々に水が透明になっていくことがわかります。 大便器の場合、ボウルに使う「きれい除菌水」は1回わずか数十ml程度。効率よく噴霧することで少量でも効果を発揮します。「きれい除菌水」を搭載している商品の情報は こちら からご覧ください。

※1 試験機関:(一財)北里環境科学センター 試験方法:電解水の除菌効力試験  除菌方法:電解した水道水と菌液を混合し除菌効果を確認 試験結果:99%以上(実使用での実証結果ではありません) 効果効能:「きれい除菌水」は、汚れを抑制するもので清掃不要になるものではありません。使用・環境条件(水質や対象物の材質・形状など)によっては、効果が異なります。水道水を除菌したという意味ではありません。 ※2 水道水および飲用可能な井戸水(地下水)です。 ※3 試験機関:(一財)日本食品分析センター

今後も、TOTOの商品における技術をご紹介していきます。施設では、ご紹介した技術の体感展示もございます。より詳しい情報は、テクニカルセンターご来場の際に、専用スタッフよりご説明させていただきます。またこのサイトへのご意見ご要望がありましたら自由にご記入ください。

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