夏の渇水時期を利用し、北村の市街地を流れる旧美唄川にある「水辺の楽校」で河川調査を実施。炭を使った河川の水浄化作業の実験も行う。冬には、川の環境保全・緑化に対する関心を高めることを狙いに、真冬でも植樹が可能なバイオブロック(カミネッコン)を親子で製作する。
源流域の集落の責任として、清流の素晴らしさを次世代に引き継げるように、子どもたちへの環境教育を実施する。川での自然観察会、棚田を守る活動などを小学生~大学生とともに行い、自然の大切さを学ぶ。そのような交流を通して、集落の活性化にもつなげていく。
みなかみ町月夜野真沢にはきれいな沢が流れ、水に育まれた文化や自然環境が今も残っている。これらを後世に伝えるために、地域住民が中心になり、山林の間伐やビオトープづくり、環境学習会などを開催し、里山保全に努める。
谷津田での米づくりの中止により、耕作放棄地となり、人にとっても野生生物にとっても環境が悪化しつつある。谷津田を生物多様性の高い「冬水田んぼ」として再生し、都市農村交流型の田植え・稲刈り体験活動を地元住民と一緒に実施することで、美しい里山環境の維持再生、青少年の健全育成と集落の活性化を図る。
東京23区内に湧水の水源をもつ唯一の一級河川である白子川の貴重な湧水と、豊かな水辺環境を保全することを目指して、2001年より活動を開始した。定例の川活動として、川の清掃や水質調査、生き物調査を実施することによって川の環境を守る。また、「白子川源流まつり」の開催等により、潤いと親しみのある“湧き水の町”を人々が実感できるようにする。
地域住民にゴミが大量に放置されている多摩川の現状を知らせ、多摩川に親しむことを目的に活動している。河川の美化活動、川流れ、ボートによる川下り、生き物調査などを実施。地域と連携し、川と親しむことで、川が抱える問題に目を向け、環境改善につなげる。
春野町杉地区を舞台に、水の大切さと森林の機能を再認識する活動を行う。水源地の水の水質検査を行い、水を利用した地域おこしの検討を行う。また、水源地探訪、お茶つみ、水を育む山の手入れなどのエコツアーを行い、水と自然・地域・産業などとのつながりを体感し、水について考える機会を提供する。
野洲市の8割の川が合流する家棟川で、琵琶湖の固有種であるビワマスの遡上、在来魚介類を育む生態回廊の再生を目指して活動している。水質や生態系の調査を実施し、暮らしと水や生物のつながりを理解し、そのうえで効果的に水源の山・森から川・田畑、琵琶湖へとつながる環境の保全に取り組む。また、自然を体験し守るイベントを行い、活動の輪を広げていく。
三重県南紀州地域では、熊野古道の世界遺産指定等により、山や川の保全、さらには海の環境保全が重要な課題となっている。水環境保全活動のネットワーク拡大、海の植林活動などを通して、海・山・川をつないだ総合的な水環境保全活動を行う。
美しい景観美を見せる保津川はゴミの不法投棄などの環境の悪化が課題となっている。そこで、流域住民、各種団体、企業、行政が連携して保津川の歴史的自然景観を保全することで、地域の活性化を図る。さらに、海岸漂着ゴミの発生抑制対策の必要性を全国へ発信する。
日本誕生の地・奈良県明日香村の歴史的景観を修復・保全することを目的に、国際作業キャンプや日帰り活動、里山再生活動などを実施する。10年間の活動を通して、ボランティア・村・地元集落が役割分担し一緒に作業を行う「協働作業方式」を確立している。
紫川および鱒淵ダムの水環境の再生・保全を目的に、竹炭利用による環境保全サイクル活動を行う。水環境の再生・保全をベースとして、地域全体が環境保全のモデル地域となり、町の活性化および環境保全意識の醸成を図っていく。
めざせ!紫川を日本一の清流にするプロジェクト2011~“山”TO“川”TO“私たち中谷”水源再生事業~(PDF 560KB)
ホタルの保護・育成を通して、清く澄んだ黒川を守る世代を超えた地域活動を行う。また、地域活性化推進のために、「ほたる祭り」や環境学習、日韓の小学生による交流事業等を実施する。
ほり干し活動を8年にわたって継続しており、ほりが有していた機能の回復を図り、農業生態系保全・農村景観保全を行う。また、ほりの再生活動を通して、地域活性化を図る。
温泉湧水量全国一の温泉地にあって温泉水の流れ込まない市内唯一の河川・冷川の自然環境を保全し、生息する魚類・小生物の成育環境を守り、中でも希少となっているゲンジボタルの育成に努める。
河川・八代海の水に対する意識を向上させるために、子ども向けの環境出前授業や一般向けの見学会・ワークショップを開催し、河川の現状と現状改善策について考える場を提供する。また、官学民産の共同体制で河川・浜辺の清掃活動を開催し、地域住民の河川愛護への意識を高める。