2003年から緑化に取り組んできた「当別22世紀の森」において、多くの市民や子どもたちとともに森林の保全、森づくり活動や自然観察会を行うことにより、広く一般市民が自然に親しむ機会を提供し、自然と共生する感性と知識を育むことを目指す。
御前山ダム周辺の希少動植物の保全・育成活動を通して、生物の多様性を学ぶ。エノキ・ヤマザクラの育成や山林の間伐活動等を通して、森林の多面的機能を認識する。これらの活動を通して、地域の活性化、地域住民と県内外のボランティアとの交流を図り、自然の大切さを御前山小中学生へ継承していく。
1998年から水辺環境の整備を行っている「ほたるの里」において、専門家、TOTO社員、地域の親子、会員などで四季ごとに生物調査を実施し、里の生き物マップを作る。マップを活用して、里の生物多様性が豊かになるための整備作業を進める。
一級河川・白子川の源流を活動拠点として、涌水と水辺環境の保全活動を開始して12年目。地元の学校、子ども、区民、商店に川の動植物が加わって、「みんなの白子川」という思いを共有できる涌き水の町づくりを目指して、川清掃や生き物調査等を定期的に行う。
葛西海浜公園西なぎさにおいて、公園を利用する人たちに心地よく使用していただくとともに、西なぎさに生息する多様な海洋生物・鳥類の漂流ゴミによる被害を最小限にとどめることを目的として、春から秋にかけて西なぎさに漂着するゴミの清掃活動を実施する。
多摩川周辺の美化活動、生物調査、アユ祭り、水辺の安全教室などを実施し、その体験を通して、多くの人が多摩川の現状を学び、川と地域住民の関係を変えることで、多摩川の環境改善につなげる。
子どもや親子の環境教育の場として、河川の水質調査、水生生物調査、ホタル観賞会、池の外来種駆除などの環境保全・環境啓発活動を実施する。また、水源地である里山の原生林化している涵養林を伐採することにより、豊かな水循環の里山をつくる。
三重県東紀州地域を中心に、山や川や海の保全活動を地域住民とともに行う。特に「魚つき林」の重要性に鑑み、海洋環境に有用な広葉樹の森の保全に取り組む。地域の環境保全の知恵と工夫の歴史を地元の語り部を通して学ぶ。
野洲市の8割の川が合流して琵琶湖に注ぐ家棟川で、市民・子どもに参加を呼びかけ、水源の山、森、川、田畑、びわ湖を一体とした環境保全活動を実践する。自然と親しむ市民を増やし、自然環境への関心を高めていく。
せんなん里海公園は、陸ガニの生息地になっており、海岸には藻場が形成され、多くの魚介類が生息している。この特徴を生かし、アマモの移植や自然観察会などの活動を通して、陸と海の連続性の重要さ、人と自然との関わりの大切さなどを多くの市民に体感してもらい、自然との望ましい接し方を次世代へ広げていく。
東播磨地域の海岸線は昔から白砂青松で名高い景勝地だが、現在は臨海工業地帯になっており、人工的に造成された「高砂海浜公園」はアオサの大量発生で死の海と化している。そこで、美しい海岸を蘇らせるために、アオサを回収し堆肥化する活動を行う。
愛媛県を流れ瀬戸内海に注ぐ肱川の源流で、水の保全活動や自然を通して地域住民と子どもたちが交流を深める活動を展開している。源流から流れる美しい水が保てるように、源流の保全・清掃活動、水質調査などを行い、地域間の交流、故郷の良さを感じることができる活動も実施していく。
生活様式の変化によって荒れている里山を整備し、水源近くにまで登れるようにした結果、自然に親しむ人の姿が里山に戻ってきている。里山の手入れなどの活動に都市に住む人たちにも参加してもらうことによって、里山の有用性を考えていく。
森づくり活動体験を通して豊かな心と森を育てていくために、手つかずで荒れた森を環境教育の場として活用し、年4回シリーズで森林整備体験、森の探検、クラフトなどを行う。それにより環境問題に当事者意識をもつ子どもたちを育成する。
大人から子どもまで一緒に学べる体験型学習として、水晶山登山、昭和池清掃と植樹、朽網川河口清掃、カブトガニ産卵観察会などを実施する。山から海へとつながる豊かな自然環境が守られ、次世代へ継承することの大切さについて共感できる環境意識の高い人づくりを行う。
1992年から続けてきた清掃活動により、黒川には無数のホタルが飛び交うようになっている。草刈作業や水路整備を継続的に実施することで、子どもたちが楽しく遊べる親水空間を創出し、黒川の水質向上・環境保全地域の拡大に努める。それにより、地域活性化や次世代育成にもつなげる。
北九州市の水がめ「鱒渕ダム」、市のシンボル「紫川」の水環境の保全(浄化・再生)活動を通して、美しかった紫川や中谷の原風景を再生するとともに、環境に対する意識の醸成を図る。
温泉涌水量全国一の温泉地にあって温泉水の流れ込まない市内唯一の河川「冷川」の自然環境を保全し、生息する魚類・小生物の生育環境を守り、中でも希少となっているゲンジボタルの育成に努める。同時に、活動を通して地域づくりや未来を担う子どもたちの環境教育を推進する。
生活排水問題に悩むダム湖で、官学民産の共同企画でかき殻を使用した水質浄化作戦を行う。さらに、地域住民に水環境の重要性を意識してもらうために、ダム湖周辺の管理が行き届かない竹を使った竹炭づくりの体験授業、野鳥観察を兼ねた環境共生学習会なども行う。
1991年のフィリピン・ピナツボ山噴火により故郷を追われ、新しい土地に移り住んだ先住民のアエタ族コミュニティの持続可能な地域づくりを支援する。具体的には、アエタ族コミュニティにおいて、手動式汲み上げポンプの設置、灌漑用水システムの設置、持続可能な農業の研修を行うとともに、日本国内で水の大切さを伝える活動を行う。