夏には市街地を流れる旧美唄川にある「水辺の楽校」で河川調査を実施し、冬にはバイオブロック工法(カミネッコン)による植樹を父母と子どもたちが一緒に体験することで、地域の活性化と河川環境の保全・緑化を推進する。
仙台市の市街地を流れる広瀬川で、川で遊び川に学ぶ機会の少ない幼児、中学生、高校生、社会人を対象とした年代別の環境プログラムを作成・実践し、地域の環境保全や活性化の推進力となる人材の育成を目指す。
2011年に立ち上げた高根自然学校プロジェクトの第二弾として、現在育成中のどんぐりの森周辺を、多くの人が自然に親しみ、楽しめる場所として整備する。その場所でイベントを開催しながら森づくりの継続と拡大を図る。
一級河川・白子川の源流を活動拠点として、涌水と水辺環境の保全活動を開始して13年目を迎えた。これまでに培った地域との絆や市民活動としてのノウハウ等を有効活用して、地元の学校・子ども・区民・商店に川の動植物が加わって、「みんなの白子川」という思いを共有できる涌き水の町づくりを目指して、川清掃や生き物調査等を定期的に行う。
「調べるゴミ拾い」を通して、参加者に循環型のライフスタイルを啓発するとともに、調査データを活用して川ゴミの問題を社会に知らせ、解決に導く「啓発」型の活動を行っている。本プロジェクトでは、荒川流域各地で「調べるゴミ拾い」を実施した結果と成果を報告集に取りまとめ、広く発信することで、川ゴミ問題の解決を目指す。
千葉県九十九里海岸で東日本大震災による津波の被害を受けて枯れた保安林を整備し、これまでに14,000本の植樹と下草刈りを行ってきた。本プロジェクトでは、これまで手がけてきた1.4haの下草刈り活動を行い、苗木の生長を促進させ、被災地の環境の再生を目指す。
児沢周辺に広がる広大な耕作放棄地と荒廃した雑木林の再生に向け、教育、体験活動、レクリエーション、交流等の要素を取り入れた活動を行うことで、里山文化を次世代に伝承し、元気な地域づくりを目指している。本プロジェクトでは、より大勢の参加者や作業ボランティアを受け入れるための基盤強化を行う。
汽水湖「涸沼」の流域河川「寛政川」沿いで、森・川・田んぼ・畑での活動や調査、涸沼でのイベント等、いのちの循環と暮らしを考える活動を継続実施することで、意識啓発を図るとともに、涸沼の水質と里山の自然環境向上を目指す。
遠州灘海岸をフィールドに、生物多様性を保全する活動を見て、知り、学ぶ場づくりとして「ちびっこ砂浜の生物多様性ふれあいウォーク」を開催する。地域の大学生や住民と共同で活動を計画・実施することで、地域のつながりを深め、地球環境保全への関心や意識の向上・発展に寄与する。
三重県東紀州地域を中心に、山や川や海の保全活動を地域住民とともに行っている。本プロジェクトでは、間伐材の活用を拡大することで、山林に放置される間伐材を減らし海洋環境を守る。また、海の植林、海中・海岸清掃、稚海老放流等を行うことで、生態系の維持・継続が可能となり、海洋生物の豊かな環境の維持を目指す。
貴重な植生物が生育する湿地帯がある大富山を大切に守り育てていくために、貴重な植物等を保護・涵養する保護柵を設置し、街道に沿って流れる川と結びつけ、憩える場所づくりを行う。また、生育する植物等の勉強や歩こう会を開催し、多くの市民に大富山の良さを知っていただく機会を作る。
野洲市の8割の川が合流して琵琶湖に注ぐ家棟川で、市民・子どもに参加を呼びかけ、水源の山、森、川、田畑、びわ湖を一体とした環境保全活動を実践する。自然と親しむ市民を増やし、自然環境への関心を高めていく。
東播磨地域の海岸線は昔から白砂青松で名高い景勝地だが、現在は臨海工業地帯になっており、人工的に造成された「高砂海浜公園」はアオサの大量発生で死の海と化している。そこで、美しい海岸を蘇らせるために、アオサを回収し堆肥化する活動を行う。
姫路駅南にある三左衛門外堀川は河川公園等の美化整備が充実し、地域住民の利用が進んでいるが、それによってゴミのポイ捨て等が増えている。そこで、市民参加でポイ捨てゴミの回収を行うことで、モラルや道徳心の向上、自然豊かな環境づくりの推進、社会課題解決に向けた情報交換やネットワークづくりを行う。
上流に2つのダムができて下流域の水量が減ったことにより荒れていた飯梨川河川敷の環境再生のために「親水ひろば」と「河川敷牧草栽培ゾーン」をつくった。その再生地を活用することで、継続的に河川環境を守る「循環再生」を図っていく。
森づくり活動体験を通して豊かな心と森を育てていくために、手つかずで荒れた森を環境教育の場として活用し、年4回シリーズで森林整備体験、森の探検、クラフト、生態系の観察などを行う。それにより環境問題に当事者意識をもつ子どもたちを育成する。
大人から子どもまで一緒に学べる体験型学習として、水晶山登山、昭和池清掃と植樹、朽網川河口清掃、カブトガニ産卵観察会などを実施する。山から海へとつながる豊かな自然環境が守られ、次世代へ継承することの大切さについて共感できる環境意識の高い人づくりを行う。
1992年から続けてきた清掃活動により、現在は数十匹のホタルが飛翔するようになっている。自然環境の保全活動を活発化し、草刈作業や水路整備を継続的に実施することで、黒川の水質向上・環境保全地域の拡大に努める。それにより、地域活性化や次世代育成にもつなげる。
下白垣地区で10年間にわたって継続してきたほり干し・ガタ揚げを中心とする活動を継続することで、ほりが有していた機能の回復を図り、農業生態系保全の場としての位置づけを確たるものにする。それにより、生物多様性の保全と世代・職業・地域を越えた連携強化を図る。
白砂青松の海岸線と豊かな干潟の大新田海岸は、かつては中津市民の憩いの場であり、豊かな海のシンボルであったが、高度成長期を経て、松林は荒廃してしまった。ビーチクリーン、松林の林床の整備による美化活動と、市民や子どもに対する環境学習行事を実施することにより、賑わいのある大新田海岸の再生を行い、環境保全の機運を高める。
温泉涌水量全国一の温泉地にあって温泉水の流れ込まない市内唯一の河川「冷川」の自然環境を保全し、生息する魚類・小生物の生育環境を守り、中でも希少となっているゲンジボタルの育成に努める。同時に、活動を通して地域づくりや未来を担う子どもたちの環境教育を推進する。
生活排水問題に悩むダム湖で、官学民産の共同企画でかき殻を使用した水質浄化作戦を行う。さらに、ホタルの餌であるカワニナを放流することで、ダム湖近辺のホタルの里づくりを支援する。環境学習会等も行うことで、地域住民の水環境保全への意識を高める。
水道が整備されていないカンボジアの農村地域において、学校で環境教育を行い、使用できない井戸の修理、浄水器の使用促進、植樹、苗づくり、清掃指導等の具体的な活動を行う。それにより、村全体の環境保全意識を高め、森林の保護を推進する。
高地に位置するバリグワン地区は農業に適した土地だが灌漑設備がないため野菜の栽培を行うことができない。そこで、日本人と現地の人々が協働で灌漑水路を建設し、有機農業を行うことで、地域経済の活性化と水源の森づくりを行う。