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2010-2006
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2016ー
TOTOギャラリー・間25周年記念展 GLOBAL ENDS—towards the beginning
2010年11月19日―2011年2月26日
遍在するセンター、ふたたびモダニズムの始まりへ
レポーター=原田真宏
展示作品を見て廻っていたら、以前読んだある記事を思い出した。小説家の大江健三郎氏と原広司氏の対談だったと思う。たしか建築学会の出している『建築雑誌』に載っていた「風土」をテーマとした文章。15年程前だ...
卒業設計日本一展 2010
2010年10月19日―11月6日
いま、卒計から何を学ぶ
レポーター=橋本尚樹
この“卒計ブーム”に懐疑と危惧を抱く方も多いだろう。学生はこの現象に大いに巻き込まれ混乱させられる。設計についてだけでなく、余計な思考をたくさんしいられるのだ。そしてその大半が、純粋で素直な制作の邪魔...
デイヴィッド・アジャイ展 OUTPUT
2010年7月8日―9月18日
Outputに惑わされずに
レポーター=吉村靖孝
建築の展覧会が変化している。建築展と言えばかつては、展示会場に持ち出すことのできない建築物の代打として模型、図面、パースや写真などを展示するのがその王道だった。しかし近年はむしろ現代美術のインスタレー...
竹原義二展 素の建築
2010年4月14日―6月19日
TAKE ACTION
レポーター=堀部安嗣
「すべては無に始まり有に還る。建築は何もない場所から立ち上がる。」これは今回の展覧会においても、同時出版の本においても冒頭にでてくる、竹原さんの建築への思いを最も端的に凝縮して示した言葉だと思う。また...
隈研吾展 Studies in Organic
2009年10月15日―12月19日
建築家は永遠の予感の中に生きていく
レポーター=藤本壮介
会場に入ったとき、ちょっと意外な気がした。メディアの中での隈さんは、スタイリッシュで、洗練され、知的な建築家として映っている。しかしこの展覧会場の雰囲気は、もっとリラックスして、隈さんの素の部分が現れ...
卒業設計日本一展 2009
2009年9月12日―9月26日
仙台から日本一展によせて
レポーター=阿部篤
今年もギャラリー・間にて「卒業設計日本一展」(以下、日本一展)が開催の運びとなった。今年で4年目を迎える日本一展は、仙台で行われる「卒業設計日本一決定戦」(以下、決定戦)の上位入賞作品を再構成し、リア...
カンポ・バエザの建築 The Creation Tree
2009年6月25日―8月29日
体験する風景――アルベルト・カンポ・バエザの建築がつくり出すもの
レポーター=菅原大輔
「概念」、「光」、「重力」。アルベルト・カンポ・バエザは、この3つの要素を中心に建築を語り、つくりあげる。これらは、これまでの建築の歴史の中で長年に渡って語られ、利用され続けてきたものである。だから一...
20 クライン ダイサム アーキテクツの建築
2009年4月8日―6月6日
新しい組み合わせ
レポーター=西沢大良
クライン・ダイサムによる個展「20」は、彼らの創造力の急所に触れる格好の機会である。過去20年間の彼らの仕事は多岐にわたり、建築やインテリアからイベントプロデュースまでのさまざまなジャンルを横断してい...
安藤忠雄建築展 挑戦―原点から―
2008年10月3日―12月20日
ギャラリー・間 安藤忠雄建築展[挑戦 ―原点から―]展覧会レポート
レポーター=山代悟
[挑戦―原点から―]と題された安藤忠雄の展覧会は豊富な写真や模型によって、安藤の初期の作品から最新作までを俯瞰できるコンパクトでありながら中身の濃い展示となっている。ギャラリーの下階には国内での仕事が...
卒業設計日本一展 2008
2008年8月21日―8月30日
卒業設計の先に
レポーター=大西麻貴
今年も、卒業設計日本一決定戦がギャラリー・間へやってきた。小雨の中ギャラリーを訪れると、平日にもかかわらず中はかなりの人で混みあっていた。せんだいメディアテークでの決定戦が始まって6年目。ギャラリー・...
グレン・マーカット展 シンキング・ドローイング/ワーキング・ドローイング
2008年6月12日―8月9日
ダイアグラムとしての建築
レポーター=北山恒
たしか20年ほど前、雑誌で紹介されていた記事でグレン・マーカットという建築家を知ったような記憶がある。それはマグニー邸の紹介で、荒涼とした大自然の中にぽつんと建っているように見える写真だった。そして、...
杉本貴志展 水の茶室・鉄の茶室
2008年4月5日―5月31日
「暗がり」と「集まり」が意味するもの
レポーター=中村拓志
暗闇の茶室に、雨が降っていた。わずかな光を放つ滴。その軌跡に目を凝らすと、ふいに時間が止まったように一滴が見える瞬間がある。他の人にとっては一瞬の出来事が自分にはとてつもなく長い時間に思える時が誰しも...
REALIZE 立脚中国展開世界 迫慶一郎/松原弘典
2007年12月5日―2008年2月23日
Realize展のリアルな力
レポーター=豊田啓介
中国では、中途半端な気持ちで仕事はできない。 確かに他所ではあり得ないチャンスがいくらでもありそうで、これだけの数と規模が短期間に実現されているのを見ていると、建築家ならいやでも気になる。経済、社会、...
Cultivate 小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt展
2007年9月14日―11月17日
出来事の集積に向かって
レポーター=長田直之
ちょうど10年前、ギャラリー・間での展覧会にあわせて出版された『シーラカンス JAM』のなかで、シーラカンスは自分たちの目指す建築を率直に述べていた。僕はこの展覧会を鮮明に覚えている。複数のプロジェク...
卒業設計日本一展 2007
2007年8月22日―8月31日
クールな決闘場の裏にて
レポーター=清水有
せんだいメディアテークが、今も世界中の建築関係者からの熱列な視線と支持を受けていることは、我われ職員たちにとってうれしい驚きですが、それ以上のうれしさは、この建築が今の大学生たちからも信頼と栄誉を勝ち...
アルヴァロ・シザの建築
2007年6月2日―7月28日
建築を通じた内存在的な世界との対話
レポーター=新堀学
「建築は、その立体性、比寸法、そして周辺環境との間の対話にこそ成立する。形態は結果なのだ」とリスボンでの建築トリエンナーレ(後述)の帰途、事務所の好意により機会を与えてもらったインタビューでアルヴァロ...
アトリエ・ワン展 いきいきとした空間の実践――グローカル・デタッチド・ハウスとマイクロ・パブリック・スペース
2007年3月8日―5月12日
アンリ・ルフェーヴルに導かれて
レポーター=南後由和
ひょっとすると、本展のタイトルである「いきいきとした空間の実践」は、展覧会という形式と相容れないのではないかと危惧していた。というのも、アトリエ・ワンは、このタイトルをフランスの思想家アンリ・ルフェー...
千葉学展 そこにしかない形式
2006年12月2日―2007年2月17日
そこにあるものからそこにはないものへ
レポーター=藤本壮介
「そこにしかない形式」というタイトルを見たとき、すっと理解することができた気がした。僕たち建築家は、つねにある特定の場所に建つ、特定の目的の、特定の建物を相手にしている。そしてその特定の奇妙な状況に対...
タッチストン 大橋晃朗の家具展
2006年9月16日―11月18日
大橋晃朗から放たれて、遊びまわる家具たちをかいま見た
レポーター=鈴木明
大橋晃朗が亡くなってから14年、けっして長いとはいえなかった彼の家具デザイナーとしての活動期間で生み出された、ほとんどの作品を集めた展覧会である。といっても単なる回顧展(レトロスペクティヴ)ではないこ...
卒業設計日本一展 2006
2006年8月22日―8月31日
当たり前をぶっ飛ばせ
レポーター=庵原義隆
大学を出てからも時々製図室に足を運んでしまう。つくりかけの模型、アイデアを書き留めた紙の山、何か新しいものが生まれそうな、実験場のような空気が好きなのだ。当たり前などつくらず思うことを素直に表現してい...
スティーヴン・ホール展 ルミノシティ/ポロシティ
2006年6月2日―7月29日
導かれた柔らかい光
レポーター=今村創平
滑らかに曲線を描く天井と角度を伴って配された壁とが複雑な形態を作っている。テクスチュアにより微妙にムラを施されたそれらの白い面には、そこここにぼんやりとした縦長や横長の光の断片が撒かれている。光のいく...
手塚貴晴+手塚由比展
2006年3月15日―5月20日
スポーツとしての建築
レポーター=小泉雅生
展覧会場に入るとまず、床一面に拡がる「ふじようちえん」の1/10模型に圧倒される。楕円形平面の上(中?)に、園児の様々なアクティビティが展開している。建築だけでなく、家具や遊具までが詳細に作り込まれ、...
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