ヴェネチア本島を大きく蛇行して貫くカナル・グランデ(大運河)の最南部分。アドリア海のラグーナ(潟)に築かれたヴェネチアは120近くの島からなる。カナル・グランデのほかに大小の運河が張り巡らされ、400もの橋がその島の間を結んでいる(以下、※以外はすべて内野撮影)
カ・ペーザロ。18世紀初頭竣工のバロック建築
13~19世紀に建てられた建物が立ち並ぶカナル・グランデ
ヴェネチアを代表する建築のひとつ、ドゥカーレ宮殿は9世紀の創建。上部にヴェローナ産のピンクの大理石が張られたこの建物は15世紀頃までに現在の姿になった
9世紀に創建されたサン・マルコ聖堂。現在の建築は11世紀のもの
サン・マルコ広場に立つ鐘楼
カナル・グランデに面して立つサン・スタエ聖堂
ドゥカーレ宮殿前から16世紀の建築家、パッラーディオの代表作のひとつ、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂を見る。2段重ねの三角屋根とコンポジット式のジャイアント・オーダーが目を引く
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂内部。身廊部分でもコンポジット式の巨大な4分の3円柱が連なる
ゲーテが『イタリア紀行』で「美しく偉大な建築」と称えたパッラーディオのレデントーレ聖堂
20世紀ではカルロ・スカルパによるクエリーニ・スタンパリア美術館のインテリアと庭も見逃せない
「金獅子賞」の獅子は、ヴェネチアの守護聖人、聖マルコを象徴するライオンにちなんだもの
ジャルディーニ会場の近くにあるスカルパのデザインによるモニュメント。正面やや右寄りの遠方に見えるのがサン・マルコ広場に立つ鐘楼
ジャルディーニ会場のチケット売り場。現在は使われていないが、これもスカルパのデザイン
ロシア館の隣に立つ日本館。吉阪隆正の設計により1956年竣工※
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