ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展について
ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展は、イタリアのヴェネチアで2年に一度開催され、世界中の建築家が参加する建築界のオリンピックです。
2016 年に開催された第15 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展は、チリの建築家アレハンドロ・アラヴェナを総合ディレクターに迎え、「REPORTING FROM THE FRONT」というテーマの下、各国ごとの社会状況や課題に対し、建築がどのように応えるのか提示が求められました。
日本館の展示「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」は、日本が直面する空き家や高齢化といった課題に対し、今日的な方法で建築による解答を提示したことが評価され、特別表彰を受賞。
最高賞である金獅子賞を受賞したスペイン館は、「UNFINISHED」というテーマで、長引く不況のせいで建設途中でストップした建築群や、そこに暮らす若者たちの写真を通じて、スペインのリアリティを鮮明に描き出しました。
ペルー館のテーマは「Our Amazon Frontline」。教育を通じて貧困と戦い、熱帯雨林を保存するため、アマゾン流域の小学校を再建可能にするモジュールキットを提案し、日本と同時に特別表彰を受賞しました。
展覧会情報
展覧会名(日)
en[縁]:アート・オブ・ネクサス
――第15 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展
展覧会名(英)
en: art of nexus――Homecoming Exhibition of the Japan Pavilion from the 15th International Architecture Exhibition - La Biennale di Venezia
会期
2018年1月24日(水)~ 3月18日(日)
休館日
月曜、祝日 ただし2月11日(日・祝)は開館
企画
TOTOギャラリー・間運営委員会
特別顧問:安藤忠雄 委員:妹島和世/千葉 学/塚本由晴/エルウィン・ビライ
後援
一般社団法人 東京建築士会
一般社団法人 東京都建築士事務所協会
公益社団法人 日本建築家協会関東甲信越支部
一般社団法人 日本建築学会関東支部
特別協力
独立行政法人国際交流基金
公益社団法人石橋財団
出展作家
mnm/常山未央
西田司+中川エリカ/西田司、中川エリカ
成瀬・猪熊建築設計事務所/猪熊 純、成瀬友梨
仲建築設計スタジオ/仲俊治、宇野悠里
能作アーキテクツ/能作文徳、能作淳平
miCo./今村水紀、篠原 勲
レビ設計室/中川 純
増田信吾+大坪克亘/増田信吾、大坪克亘
403architecture [dajiba]/彌田 徹、辻 琢磨、橋本健史
青木弘司建築設計事務所/青木弘司
BUS/伊藤 暁、坂東幸輔、須磨一清
ドットアーキテクツ/家成俊勝、赤代武志、土井 亘