ユニバーサルデザインの「今」がわかるコラム別冊UD style
これまで公開したホッとワクワク+(プラス)のコラムとスピンオフ情報も。
これまで公開したホッとワクワク+(プラス)のコラムとスピンオフ情報も。
腰かけたままシャワーを浴びたりできるなど、高齢者の使い勝手を十分に配慮した機能性を持ちながらも、若い世代が好むインテリア性を取り入れる。
そういった機能性とインテリア性の融合を目指すことで、幅広い世代の家族が楽しめるユニットバスをつくり上げたTOTOのデザイナー、重信真澄さん。
いかにも“介護向け”にならないようにあえて選んだ、シンプルな形状とシックな色調が目を引きます。
TOTOで洗面台の企画を担当している河上佳世さんは、100カ所もの現場を見たり、自ら体験したりすることで先入観を捨て去り、
それぞれの空間とユーザーが本当に求めているものを洗い出します。
介助者が車いすの両側に立てる洗面台、車いすに座った人の脚が邪魔にならない洗面台
今は当たり前に見られるそれらの商品も、そうした努力の末に生まれてきました。
コクヨで商品の企画開発などに携わっている、松下早苗さん。
松下さんが担当した商品のひとつ、公共空間のロビーチェアは、障がいのあるユーザーの方々とのワークショップが重要なポイントに。
そのときユーザーの方々から聞いたロビーチェアに関するさまざまな悩みをもとに、商品のブラッシュアップを実施。
多くの方が立ち座りしやすく、周囲での移動もスムーズな商品が完成しました。