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関連データ

調査から見えてきた、トイレ、浴室、洗面、
キッチンなどの水まわり空間における利用者の
困りごとや思いをご紹介します。

住まい 2020.10.16

住宅水まわり生活調査

2019年9月、TOTOは住まいの水まわりに関するアンケート調査を行いました。この調査では今後増加が見込まれる4つの世帯に着目し、合計795名を対象に住まいのこだわりや水まわりの利用実態について確認しました。それぞれの世帯ごとに調査結果をまとめています。
<調査結果の概要>

■「夫婦2人世帯」
ライフステージでの違いを確認するために仕事を持つ『共働き夫婦』と仕事をリタイアした『シニア夫婦』で調査を実施しました。『共働き夫婦』は「家事効率」を重視し、掃除は休日にまとめて実施しています。
『シニア夫婦』は「リラックス」「安心・安全な暮らし」を重視し掃除は使うたびや毎日実施しており、掃除の時間の使い方に違いが見られました。

■「子育て世帯」
6歳以下の子どもをもつ母親に子育てにおけるこだわりや困りごとを調査しました。
「子どもの安心・安全」を重視し、水まわりでは「転倒・誤飲」といった事故を心配していることがわかりました。

■「高齢者世帯」
65歳以上の親と離れて暮らす人に、親に関する不安や心配ごとを調査しました。移動や立ち座りの変化を不安に感じ「段差や階段などでの転倒」 を心配しています。また水まわりでは、寒さによる「ヒートショック」を心配していることがわかりました。

パブリックトイレ 2020.07.28

トイレ入り口まわりのサインの色に関するアンケート調査

2020年2月、TOTOはトイレ入り口まわりのサインの色に関するアンケート調査を行いました。この調査では特に性別を意図する「色」について着目。男性600人、女性600人、トランスジェンダー200人、計1400人を対象に、主に下記に関する内容について質問しました。


・トイレ入り口サイン
・色の表示の仕方の好み
・トランスジェンダーのトイレ入口サインでの性別を意図する着色に対する意識

その結果、見えてきた傾向はこの通り。色はサインの認識に役立ちますが、使う場所や使い方に好みがあるようです。

■認識のしやすさ
・入り口のサインは着色されていた方がトイレであると認識しやすい
・着色されている箇所が小さくても認識に役立つ
・着色がないモノトーンのサインは認識しづらい
■好み
・駅や商業施設ではわかりやすさや遠くからの認識しやすさから、色で性別が示されているサインが好まれる
・オフィスでは駅・商業と比較すると、色の表示がよりさりげないサインの方が好まれる
・色での表示がないサインは、わかりづらさや遠くからの認識のしづらさから好まれない
■トランスジェンダーの意識
・トイレのサインは性別を意図した着色に抵抗を感じる人は少ない
・人の形をした図記号自体への着色より、サイン周辺の壁面などへ着色の方が抵抗を感じる人が少ない
・着色に抵抗はあるものの、他の利用者の利便性を考慮し着色を許容できる人は多い

パブリックトイレ 2019.03.05

発達障がい者の公共トイレ利用に関するアンケート調査

2019年1月・3月、TOTOは、発達障がい者の公共トイレに関するアンケート調査を行いました。(一般社団法人 日本発達障害ネットワーク[JDDnet]協力)。発達障がい者本人、あるいは保護者計125名に公共トイレを利用する際の困りごとを訊ねたところ、約60%が何らかで「困っている」ことがわかりました。本人はトイレでの大きな音や臭い、汚れなど、介助する保護者はご自身が用を足すときなども目を離せないことなどを挙げています。
回答例
多目的がない場合、中まで同伴できないので、入り口で信じて待つしかない。もしくは、異性のトイレに周りを気にしながらも一緒に入るしかないこと。 保護者(お子様7歳)
大便をするのに、身障者トイレに入って介助などをするので、ないと困ります。身障者用に限らず、誰でも利用しやすい同伴用トイレが増えるとありがたいです。 保護者(お子様15歳)
混雑時におとなしく(並んで)待っていることが難しい。保護者が用を足す際にこどもが一緒にトイレの個室に入れないと、外で待っていてもらわねばならない。一刻も早く出ないとどこかへ行ってしまうのでは、と焦りながら用を足す羽目になる。 保護者(お子様7歳)
匂いがきつかったり、暗すぎたり、便器の周りが水気が多くて、泥やトイレットペーパーのカスや芯が散乱していると、どんなに遠くても家まで我慢してしまう。明るくて清潔そうなトイレを見つけることが大変。 保護者(お子様21歳)
流すところが分からずパニック、トイレに人が並んでいるときにパニック。 保護者(お子様9歳)
(操作する)場所を探すのに困る。機械の流水音・手を乾かす機械の風の音・ウォシュレットの機械音が大きくて怖い。閉塞感があるとパニックになる。 当事者(35歳)
トイレを待ってる人の話し声などが気になる。手を洗うところが混んでいたら、誰かが避けてくれるまで何も言えない(できない)。ハンドドライヤーの音がうるさい。 当事者(20歳)

出典:「発達障がい者の公共トイレ利用に関するアンケート調査」TOTO調べ(2019)

パブリックトイレ 2019.01.05

性的マイノリティのトイレ利用に関するアンケート調査

2018年9月、TOTOはLGBTを含む性的マイノリティのパブリックトイレでの行動やニーズを把握するためのアンケート調査を行いました。(株式会社LGBT総合研究所協力)性的マイノリティを含む1136名を対象にWEBアンケートを実施し、特にパブリックトイレで困ることが多いとされるトランスジェンダー※1を中心に、調査結果をまとめています。
<調査結果の概要>

外出先トイレ利用で、トランスジェンダーの感じるストレスのトップは、「トイレに入る際の視線」 (31.1%)でした。
他者の視線を気にせず自由に選択できる場合、トランスジェンダーでも「からだの性に基づくトイレ」を利用したい人も、「性自認にもとづくトイレ」を利用したい人もいました。また、トランスジェンダーはシスジェンダー※2に比べて「多機能トイレ」「男女共用トイレ」の利用意向が高いこともわかりました。
男女別トイレ以外に「性別に関わりなく利用できる広めトイレ」の普及について、トランスジェンダーの85.7%、シスジェンダーの76.0%が賛意を示しました。
トイレサインへのレインボーマークの掲示には、性的マイノリティ当事者でも、意見が分かれる結果となりました。

※1 トランスジェンダー:からだの性とは異なる性自認を持つ人
※2 シスジェンダー:からだの性と同一の性自認を持つ人
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