※:同じ団体が複数回の助成を受けている場合を含む
TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:喜多村 円)は、第15回「TOTO水環境基金」の助成団体を募集します。応募期間は2019年8月9日(金)~10月18日(金)、助成総額は約2,660万円を予定しています。
TOTOグループは2005年度に「TOTO水環境基金」を設立し、水にかかわる環境活動に取組む団体への助成を続けています。持続可能な世界の実現のためには、TOTOグループの果たすべき役割である節水技術の追求とともに、地域事情に精通し、地域を支える団体の活動が欠かせないと考えています。
これまで国内40都道府県及び海外15の国と地域で活動する、のべ259団体に対し助成を実施し、助成総額は3億円を超えています。また、TOTO水環境基金の助成団体の活動にはTOTOグループ社員がボランティアとして積極的に参加するとともに、一般市民の方々へも参加を呼びかけています。助成期間が終わっても情報交換やボランティア参加などを通じ、助成団体を通じた地域の皆様との交流は続いており、年々交流の輪が広がりを見せています。
TOTOは、創立以来「水」に関わる事業を展開してきた企業として、「TOTOグローバル環境ビジョン」のもと、地域社会の発展と地球環境の保護に貢献する活動を積極的に推進し、今後も世界で必要とされ続ける会社を目指します。
<参考>
■TOTOミュージアムで企画展示「TOTO水環境基金展」を開催
TOTOミュージアムでは、TOTOと想いを同じくする数々の団体が日本を含む世界各国・地域で素晴らしい活動に取り組んでいる様子をより多くの皆様へお伝えするため、6月25日から企画展示「TOTO水環境基金展」を開催しています。
■「TOTO水環境基金展」展示詳細
①助成団体の活動紹介
これまでに助成した団体の中から、特徴的な海外8つ、国内8つの団体を写真や動画、活動に関連するアイテムと共に紹介しています。<ご紹介団体の一部>
団体名 : 道普請人(みちぶしんびと) ※第13回助成団体
活動地域 : ケニア共和国
【団体紹介・活動概要】
2007年に設立。「土のう工法」による道づくりを中心に、エンジニアとしての技術開発、現地住民への技術移転、定着化を世界各地で工夫をしながら進めている。現地の生活環境改善にも取組んでおり、安全な水へのアクセス向上や植樹、衛生教育等を住民主体で行うことにより、現地の自立と持続的な発展を図る。
活動地域 : ケニア共和国
【団体紹介・活動概要】
2007年に設立。「土のう工法」による道づくりを中心に、エンジニアとしての技術開発、現地住民への技術移転、定着化を世界各地で工夫をしながら進めている。現地の生活環境改善にも取組んでおり、安全な水へのアクセス向上や植樹、衛生教育等を住民主体で行うことにより、現地の自立と持続的な発展を図る。
団体名 : 森のライフスタイル研究所 ※第12回助成団体
活動地域 : 千葉県
【団体紹介・活動概要】
地球温暖化防止と森林再生とが両立する持続可能な地域社会の構築を促していくとともに地域経営の活性化等を目的として2005年に設立。3.11の津波によって失われた防災林の再生を目指している。自治体・NPO・企業・市民を巻き込み、大規模なボランティア活動として定着し、大きな成果を生み出している。
活動地域 : 千葉県
【団体紹介・活動概要】
地球温暖化防止と森林再生とが両立する持続可能な地域社会の構築を促していくとともに地域経営の活性化等を目的として2005年に設立。3.11の津波によって失われた防災林の再生を目指している。自治体・NPO・企業・市民を巻き込み、大規模なボランティア活動として定着し、大きな成果を生み出している。
②TOTO水環境基金の概要と活動の軌跡
TOTO水環境基金の概要と仕組みをパネルで説明し、これまでに助成した団体の活動地を地図に記載することで、国内外への活動の広がりをご覧いただけます。また、「①助成団体の活動紹介」ではご紹介できなかった団体の活動写真や、これまでの活動報告書も展示しています。そのほか、TOTO水環境基金以外のTOTOの社会貢献活動(社員のボランティア活動参加やどんぐりの森づくりなど)について、パネルで紹介しています。③ TOTOグローバル環境ビジョンと世の中の動き(SDGs)
TOTOが企業価値の向上を目指し、経営とCSRのさらなる一体化を図るために推進を強化している「TOTOグローバル環境ビジョン※2」について、TOTO水環境基金を含む取り組みを紹介しています。また、世の中の動きとして注目される国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」と、「TOTOグローバル環境ビジョン」「TOTO水環境基金」の関わりについても説明しています。■TOTO水環境基金 団体募集について
■選考方法 -想いを同じくするパートナーを探して-
助成団体の選考にあたっては、TOTOグループ員から選出された選考委員が応募団体と面談し、「TOTO水環境基金」の想いを伝えます。そのうえで、団体の活動の詳細や想いを確認し、「地域に根ざした活動となりえるか」「一過性の活動ではなく、継続性があるか」を中心に選考を行い、想いを同じくする団体と活動をスタートします。
■協働 -地域の一員として共に課題に取り組む-
TOTOグループでは、地球環境に貢献するボランティア活動を「グリーンボランティア」と称し、TOTO水環境基金助成団体の活動にもTOTOグループ社員がボランティアとして積極的に参加するとともに、一般市民の方々へも参加を呼びかけています。助成期間が終わっても情報交換やボランティア参加などを通じ、助成団体をはじめとする地域の皆様との交流は続いており、年々交流の輪が広がっています。
また、助成団体のネットワークづくりや活動のステップアップ支援を目的として、「助成団体交流会」を開催しています。2019年3月には、第14回の助成が決まった全10団体と、TOTOのグリーンボランティア推進委員・事務局の総勢32名が一堂に会して、説明会、助成団体による事例発表、懇親会等、交流を図りました。こうした活動は、TOTOグループ社員の社会貢献・地域共生に対する意識の醸成と社会貢献活動へ参画する“きっかけ” となっており、このプログラムを通じた地域とのコンタクトの積み重ねが、TOTOグループと地域社会との共生につながると考えています。
■助成金の算出方法 -みんなの想いを反映して-
助成金額は、「お客様」に購入いただいた節水商品による節水効果、「株主様」の株主優待制度による寄付、「TOTOグループ社員」によるボランティア活動の参加実績を基に算出し、さらにTOTOがマッチングすることで決定しています。ステークホルダーの皆様の環境貢献へのかかわりが増すほど、「TOTO水環境基金」の助成金が増えていく仕組みです。
■これまでの助成実績
■一年を通した取り組み
前年度に選定された助成団体の活動、および複数年助成による継続活動を一年通して、行っています。助成団体の募集は年1回です。毎年、8月ごろに募集を開始し、3ヶ月かけて選考の上、2月頃に結果発表しています。