「段ボールのバネ性を利用した"潰れない"緩衝仕切」が
第43回木下賞で「包装技術賞」を受賞

~第41回の受賞に続き、2回目の受賞~

段ボールのバネ性を利用した“潰れない”緩衝仕切
(緩衝部分が潰れて復元する様子)
TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:喜多村 円)のウォシュレット※1用段ボール包装材「段ボールのバネ性を利用した“潰れない”緩衝仕切」が、公益社団法人日本包装技術協会主催の「第43回木下賞」において「包装技術賞」を受賞しました。
同賞は国内の包装産業界では最も権威がある賞です。TOTOが受賞した「段ボールのバネ性を利用した“潰れない” 緩衝仕切」は、2018年度に包装技術において優れた業績をあげたものとして、高く評価されました。TOTOは2000年から日本パッケージングコンテストを始めとする包装コンテスト分野で受賞しており、「木下賞」は第41回に続き2回目の受賞となります。
「段ボールのバネ性を利用した“潰れない”緩衝仕切」は、ウォシュレット製品と内外装兼用箱の間に配置する緩衝材で、段ボールを折ることで実現する“バネ”のような反発(バネ性)でさまざまな衝撃を緩衝します。段ボール緩衝材の最大の弱点である「一度緩衝すると潰れてしまい機能を失う」点を克服した画期的な緩衝仕切です。また、この緩衝材は内外装兼用箱全体にかかる耐圧縮荷重に対し、補強する役割も担っています。
TOTOは、より少ない資源で高い包装品質を目指し、自社で包装設計を行っています。今後も「TOTOグローバル環境ビジョン※2」のもと、省資源化・省力化を実現する適正包装を追求し続けます。

※1:「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です

「段ボールのバネ性を利用した“潰れない”緩衝仕切」について

「段ボールのバネ性を利用した“潰れない”緩衝仕切」について
「段ボールのバネ性を利用した“潰れない”緩衝仕切」は、ウォシュレット製品と内外装兼用箱の間に配置する緩衝材(右図赤枠部)です。
製品を落下させてしまった際、角筒に形成することで生じる“バネ性”でさまざまな衝撃を緩衝し製品を保護します。更にこの部分は、段ボールの弾性により復元するため、段ボール緩衝材の最大の弱点である「一度緩衝すると潰れてしまい機能を失う」点を克服しています。また、この緩衝材は内外装兼用箱全体として耐圧縮荷重に対し、補強する役割も担っています。

木下賞について

公益社団法人日本包装技術協会が主催する「木下賞」は、公益社団法人日本包装技術協会の第二代会長である故・木下又三郎氏の包装界に対する多年の功績を記念して創設された表彰事業です。
木下賞は、毎年その年度において「1.包装の研究・開発に顕著な業績をあげたもの」「2.包装の改善・合理化に顕著な業績をあげたもの」「3.包装の新規分野創出に顕著な業績をあげたもの」に対して授与される、国内の包装産業界では最も権威がある賞です。原則的に上記3部門の中で、1部門1点が部門賞を受賞します。部門賞外の中から優れた業績のものは「包装技術賞」を受賞します。
今年は、6月18日(火)に表彰式が開催されました。

TOTOの過去の木下賞受賞作品

「内容物にフィットする緩衝機能付き包装箱」(第41回木下賞「新規創出部門」受賞)

【参考サイト】

公益社団法人 日本包装技術協会……………………………http://www.jpi.or.jp/

※2:

TOTOグローバル環境ビジョン
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