TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:喜多村 円)は、多様なオフィスワーカーのトイレに対するニーズを探るため、オフィスワーカー1,041名を対象に「オフィストイレの水まわりに関する調査」を実施しましたので、調査結果をお知らせします。
<調査の背景>
生産年齢人口の減少に伴い、政府は2017年より働き方改革を推進し、長時間労働の改善や高齢者の就労促進などが進められています。「育児」「介護」に携わるワーカーの就労など、今まで働き方に制約のあった労働者を含めた多様なワーカーの登用が鍵となっています。このような職場環境の変化を受けて、多様なオフィスワーカーのトイレに対するニーズを、本調査で探ります。
<主な調査結果>
■仕事のモチベーションに影響する場所 第1位は「トイレ・化粧室」66%
「食堂・カフェテリア」(46%)を20p以上離し、「トイレ・化粧室」(66%)が1位になりました。オフィスワーカーにとって「トイレ・化粧室の快適性」が仕事のモチベーションに重要な役割を果たしていることがうかがえます。
■トイレで気分を切り替えたいワーカーは約5割 20代・30代は約7割
トイレで気分を切り替えたいワーカーは半数を越えました。また、年齢別では20代・30代は約7割に上り、多くの若年層はトイレを気分転換の場所に使っているようです。
■大便器ブースの中で携帯電話・スマートフォン・タブレットを使用したことのあるワーカーは約4割
■男性の半数以上が小用でも洋式便器を使用している。20代・30代は6割以上
男性の57%が小用でも洋式便器を利用している結果となりました。また、年齢別では20代・30代は6割を越え、他の年代に比べると多い結果となりました。
■男女ワーカーの体調不良で困った経験1位は「下痢」
男性の65%、女性の52%が「下痢」による体調不良で困っていることがわかりました。
■女性の約6割が女性特有の症状で困った経験あり。一時的に休憩したい場所の第1位は「トイレ・化粧室」
女性は年代によって変わる様々な女性特有の症状に困っており、その多くはトイレ・化粧室で体調を整えていることがわかりました。
■体調不良時、大便器ブースの欲しい設備は「温水洗浄便座」「手洗器」「脱臭装置」が男女ともに上位
<調査の背景>
生産年齢人口の減少に伴い、政府は2017年より働き方改革を推進し、長時間労働の改善や高齢者の就労促進などが進められています。「育児」「介護」に携わるワーカーの就労など、今まで働き方に制約のあった労働者を含めた多様なワーカーの登用が鍵となっています。このような職場環境の変化を受けて、多様なオフィスワーカーのトイレに対するニーズを、本調査で探ります。
<主な調査結果>
■仕事のモチベーションに影響する場所 第1位は「トイレ・化粧室」66%
「食堂・カフェテリア」(46%)を20p以上離し、「トイレ・化粧室」(66%)が1位になりました。オフィスワーカーにとって「トイレ・化粧室の快適性」が仕事のモチベーションに重要な役割を果たしていることがうかがえます。
■トイレで気分を切り替えたいワーカーは約5割 20代・30代は約7割
トイレで気分を切り替えたいワーカーは半数を越えました。また、年齢別では20代・30代は約7割に上り、多くの若年層はトイレを気分転換の場所に使っているようです。
■大便器ブースの中で携帯電話・スマートフォン・タブレットを使用したことのあるワーカーは約4割
■男性の半数以上が小用でも洋式便器を使用している。20代・30代は6割以上
男性の57%が小用でも洋式便器を利用している結果となりました。また、年齢別では20代・30代は6割を越え、他の年代に比べると多い結果となりました。
■男女ワーカーの体調不良で困った経験1位は「下痢」
男性の65%、女性の52%が「下痢」による体調不良で困っていることがわかりました。
■女性の約6割が女性特有の症状で困った経験あり。一時的に休憩したい場所の第1位は「トイレ・化粧室」
女性は年代によって変わる様々な女性特有の症状に困っており、その多くはトイレ・化粧室で体調を整えていることがわかりました。
■体調不良時、大便器ブースの欲しい設備は「温水洗浄便座」「手洗器」「脱臭装置」が男女ともに上位
精神面のRecharge(リチャージ)
Q1:あなたが業務を行う執務スペース以外でこの場所の快適性が
「仕事のモチベーションに影響する」と思う場所は?(複数回答3つまで)
「仕事のモチベーションに影響する」と思う場所は?(複数回答3つまで)
仕事のモチベーションに影響する場所として、「トイレ・化粧室」(66%)が1位となりました。2位の「食堂・カフェテリア」(46%)を20p以上離し、ワーカーにとって「トイレ・化粧室」が重要な役割を果たしており、心のリチャージの場所としての「トイレ・化粧室」の側面がうかがえます。
Q2:トイレで「気分を切り替えたい」と感じることがありますか?
トイレで気分を切り替えたいワーカーは5割を越えました。また、年齢別に見て行くと20代・30代は約7割に上り、若年層を中心にトイレを気分転換の場所に使っていることが見受けられます。
Q3:オフィストイレの大便器ブースの中でしたことがある「用足し・身づくろい以外」の
行為はなんですか?(複数回答)
行為はなんですか?(複数回答)
オフィストイレの大便器ブースの中で、携帯電話・スマートフォン・タブレットを使用するワーカーが約4割にも上りました。用を足す以外にプライベートなメールやSNSの確認、ウェブ閲覧などを行っているようです。
Q4:(男性ワーカーに聞きました)
小用のみを行う場合、洋式便器を使用することはありますか?
小用のみを行う場合、洋式便器を使用することはありますか?
出典:「オフィス水まわり意識調査」TOTO調べ(2018) n=520
男性ワーカーが実際に小用時に洋式便器を使用する割合として、5割以上(57%)が小用でも洋式便器を利用していることがわかりました。この結果を年齢別に分析したところ、20代・30代は6割を超え、他の年代に比べると多い結果となりました。また、洋式便器を使う理由として、「洋式便器の方が用を足しやすい」「座りたい」が最も多いようです。
Q5:トイレで排泄から手洗いまで、
「1人で過ごしたい・誰にも会いたくない」と感じた経験はありますか?(男女別)
「1人で過ごしたい・誰にも会いたくない」と感じた経験はありますか?(男女別)
出典:「オフィス水まわり意識調査」TOTO調べ(2018)
仕事で様々なストレスを抱えているワーカーが多い中、トイレで「1人で過ごしたい・誰にも会いたくない」男性は約6割(よくある27%、まあある31%)、女性は7割(よくある40%、まあある32%)を超える値となりました。
身体面のRecharge(リチャージ)
Q6:オフィスで体調不良で困った経験はありますか?
(男女別・複数回答)
(男女別・複数回答)
出典:「オフィス水まわり意識調査」TOTO調べ(2018)
男女ワーカーの体調不良で困った経験の1位は「下痢」でした。また、年齢を問わず「便もれ・尿もれ」でお困りの方もいる結果となりました。
Q7:オフィスで女性特有の体調不良で困った経験がありますか?
また、どのような症状でしょうか?(女性ワーカー対象・症状は複数回答)
また、どのような症状でしょうか?(女性ワーカー対象・症状は複数回答)
女性ワーカーの約6割は女性特有の体調不良で困った経験がある、という回答が集まりました。
症状別の内訳で分析すると、20代~40代を中心に全年代で月経に関連する症状が最も多い結果となりました。また、妊娠・出産や更年期障害など、どの世代にも多数存在する、女性特有の症状に女性オフィスワーカーは日々悩まされていることが見てとれます。
症状別の内訳で分析すると、20代~40代を中心に全年代で月経に関連する症状が最も多い結果となりました。また、妊娠・出産や更年期障害など、どの世代にも多数存在する、女性特有の症状に女性オフィスワーカーは日々悩まされていることが見てとれます。
Q8:オフィスで女性特有の体調不良で、一時的に休憩したい時、どこに行きますか?
(女性特有の体調不良の経験のある女性ワーカー対象・複数回答)
(女性特有の体調不良の経験のある女性ワーカー対象・複数回答)
女性特有の体調不良の経験のある女性ワーカーの約7割の女性が「トイレ・化粧室」で体調を整えていることが分かりました。「気軽にいつでも行ける場所だから」「1人になれるから」というのが主な理由のようです。
男性ワーカーはライフステージによる身体の変化はありませんが、女性ワーカーは年齢や出産などのライフステージの変化により、自然と身体状況が変化します。子育て期、更年期、老年期など、それぞれの時期に生じる多様な症状にあわせたケアを実施しているようです。
男性ワーカーはライフステージによる身体の変化はありませんが、女性ワーカーは年齢や出産などのライフステージの変化により、自然と身体状況が変化します。子育て期、更年期、老年期など、それぞれの時期に生じる多様な症状にあわせたケアを実施しているようです。
Q9:体調不良の時、大便器ブースに欲しい設備は?
(男女別・複数回答)
(男女別・複数回答)
体調不良時に大便器ブースに欲しい設備として、男女ともに「温水洗浄便座」・「手洗器」・「脱臭装置」の支持率が高いことがわかります。
調査結果のまとめ
調査結果から、トイレはオフィスワーカーにとって精神的にも、身体的にもエネルギーを取り戻して“Recharge(リチャージ)”する場所であると言えそうです。
「リチャージ」とは直訳すると、「再び充電する」という意味を持ちます。多様なワーカーがやる気を再び充電させて、多様な働き方に合わせて活き活きと働くサポートができるオフィストイレを目指し、トイレメーカーとして今後もオフィスワーカーの調査をもとにした提案活動に取り組んで参ります。
「リチャージ」とは直訳すると、「再び充電する」という意味を持ちます。多様なワーカーがやる気を再び充電させて、多様な働き方に合わせて活き活きと働くサポートができるオフィストイレを目指し、トイレメーカーとして今後もオフィスワーカーの調査をもとにした提案活動に取り組んで参ります。
~提案例~
手洗器を設置した個室完結の男女共用トイレ。手洗器を設置することでQ5の「1人で過ごしたい、誰にも会いたくない」といったニーズや、体調不良時など、多様なニーズにあわせたセルフケアが可能。また、男女共用である為、性的マイノリティの方※にも使いやすい空間になります。
※男女トイレが分かれていてお困りの性的マイノリティ(主にトランスジェンダー)の方。
手洗器を設置した個室完結の男女共用トイレ。手洗器を設置することでQ5の「1人で過ごしたい、誰にも会いたくない」といったニーズや、体調不良時など、多様なニーズにあわせたセルフケアが可能。また、男女共用である為、性的マイノリティの方※にも使いやすい空間になります。
※男女トイレが分かれていてお困りの性的マイノリティ(主にトランスジェンダー)の方。