「中山英之展 , and then」
Hideyuki Nakayama : , and then

TOTOギャラリー・間(東京都港区)は、建築家・中山英之氏の個展「, and then」を2019年5月23日(木)~8月4日(日)の会期で開催します。
また、関連イベントとして中山英之講演会「, and then」 を5月30日(木)に開催します。

【展覧会】会期=2019年5月23日(木)~8月4日(日) 会場=TOTOギャラリー・間(東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F) 休館日=月曜・祝日 開館時間=11:00~18:00 入場無料 【講演会】日時=2019年5月30日(木)17:30開場、18:30開演、20:30終演(予定) 会場=イイノホール (東京都千代田区内幸町2-1-1飯野ビルディング4F) 定員=500人/参加無料 CPD認定申請中 参加方法=事前申込制 TOTOギャラリー・間ウェブサイト(https://jp.toto.com/gallerma)よりお申込みください 申込期間=2019年3月8日(金)~ 4月24日(水)応募者多数の場合、抽選の上、5月16日(木)までに結果をご連絡いたします。

展覧会概要

TOTOギャラリー・間では、建築家・中山英之氏の個展「, and then」を開催いたします。独自の繊細な作風で注目を集めている、中山氏の建築の魅力がどこから生まれてくるのか、建築模型や図面では伝えきれない研ぎ澄まされた感覚や思考、さらに作品がもつ魅力や質、完成後の時間の流れを映像で表現します。
本展覧会ではギャラリー全体がミニシアターとなり、中山氏ではない5人の監督が今回のために撮り下ろした短編映画5作品を上映します。ロビーに見立てた展示室には、映画のメイキングや、撮影された建築を紹介するためのドローイング、模型なども置かれる予定です。
建築は完成後、住まい手によってどのように使われ、どのような日常が繰り広げられているのか。中山氏は、建築家自身も知ることのできない「建築のそれから/, and then」が重要だと考えています。室内だけでなく、取り巻く周囲の環境も含めて、どのような時間が流れているのかをこれらの短編映画を通じて紹介します。
客観的な視点で自身の建築と向きあうユニークな視点に裏打ちされた、中山氏の「思想」と「実験」を提示します。

TOTOギャラリー・間

展覧会詳細

展覧会名(日):中山英之展 , and then
展覧会名(英):Hideyuki Nakayama : , and then
会期:2019年5月23日(木)~8月4日(日)
開館時間:11:00~18:00
休館日:月曜・祝日
入場料:無料
会場:TOTOギャラリー・間(〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F)
東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分
TEL:03-3402-1010 https://jp.toto.com/gallerma
主催:TOTOギャラリー・間
企画:TOTOギャラリー・間運営委員会
(特別顧問=安藤忠雄、委員=妹島和世/千葉 学/塚本由晴/エルウィン・ビライ)
後援:(一社)東京建築士会/(一社)東京都建築士事務所協会/(公社)日本建築家協会関東甲信越支部/(一社)日本建築学会関東支部
協力:株式会社リコー(撮影機材)

展覧会コンセプト

この展覧会について
, and then


この展覧会は、いくつかの映像からなります。

過去に建ち、僕たち設計者の知らない時間を過ごしてきた建物たちを映したものが主です。
だからこれは、建築の展覧会というよりも建築のそれから/, and thenを眺める上映会、と言ったほうが正しいかもしれません。

「それから」の時間に建築家は関わることができないように、それぞれの映像も別人によって撮られ、編集されたものです。
だからこれは、ばらばらなイメージの並んだ小さな映画祭のような展覧会、と言うこともできるかもしれません。

もちろん映っている建築についてなら僕たちも、カーテンの開閉機構の仕組みから影響を受けた映画監督の言葉まで、全てを知っています。
ギャラリーがこの期間だけ小さな映画館になるのなら、それらが展示されたロビーも忘れずに用意したいと思います。

もうひとつ。

映像には始まりと終わりがあるので、好きな時に行き、自分のペースで会場を回れる展覧会とは、ちょっぴり相性が良くないかもしれません。
そんな意味でも展覧会には、できれば映画館に出かけるような気分で来てもらえたら嬉しいです。

中山英之

建築家プロフィール

中山英之 なかやまひでゆき

中山英之 なかやまひでゆき
©takashi kato
1972年福岡県生まれ。
1998年東京藝術大学建築学科卒業。2000年同大学院修士課程修了。伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て、2007年に中山英之建築設計事務所を設立。2014年より東京藝術大学准教授。
主な作品に「2004」(長野県、2006年)、「O邸」(京都府、2009年)、「Yビル」(東京都、2009年)、「Y邸」(広島県、2012年)、「石の島の石」(香川県、2016年)、「弦と弧」(東京都、2017年)、「mitosaya 薬草園蒸留所」(千葉県、2018年)など。
主な著書に『中山英之/スケッチング』(新宿書房、2010年)、『中山英之|1/1000000000』(LIXIL出版、2018年)など。
主な受賞にSD Review 2004 鹿島賞(2004年)、第23回吉岡賞(2007年)、Red Dot Design Award(2014年)など。
進行中のプロジェクトに「Printmaking Studio/ Frans Masereel Centrum」(ベルギー、2019年予定)、「Residential and Daily Care Centre in Wommelgem」(ベルギー、2021年予定)[共にLISTと協同]など。

関連イベント

中山英之講演会「, and then」【CPD認定申請中】

日時:2019年5月30日(木)17:30開場、18:30開演、20:30終演(予定)
会場:イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1飯野ビルディング4F)
定員:500名/参加無料
参加方法:事前申込制 TOTOギャラリー・間ウェブサイト(https://jp.toto.com/gallerma)よりお申込みください。
申込期間:2019年3月8日(金)~ 4月24日(水)
応募者多数の場合、抽選の上、5月16日(木)までに結果をご連絡いたします。

関連書籍

『(仮)建築のそれからにまつわる5本の映画』

発行日:2019年5月(予定)
発行:TOTO出版(TOTO株式会社) TEL:03-3402-7138 https://jp.toto.com/publishing

広報用図版(映像作品)1/1

©中山英之建築設計事務所 [film1.] 弦と弧(2017年竣工)監督 八方椎太  2階建ての大きさに、かたちのばらばらな10層の平面が重なっ た住居兼仕事場。上下するカメラが、その場所での朝から晩までを記録します。

©Go Itam [film2.] mitosaya 薬草園蒸留所(2018年竣工)カメラ 江口宏志 企画 川村真司 人の来なくなってしまった薬草園を、果物と薬草を使った蒸留所に生まれ変わらせる計画。動き始めたばかりのお酒造りを1人称カメラが見つめます。

©Eizo Okada [film3.] O邸(2009年竣工) 監督 岡田栄造、空間現代 音楽 空間現代 街かどに吊るされた高さ7.5メートルのカーテン。その奥に続く、どこかで見たホテルの廊下のような空間。そこにある生活の断片が、静止画のように切り取られます。

©Sein Sakaguchi [film4.] 家と道(2013年竣工) 監督 坂口セイン 音楽 坂口セイン、中山順子 道を挟んで並んだ、素材は違うけれどまったく同じかたちをした2軒の家。実はそれらは道の下で繋がっていて……。家と道のあいだで撮られた、ほんの短いある日の出来事。

©Mitsuo Okamoto [film5.] 2004(2006年竣工)監督 YU SORA   音楽 庄子 渉 住宅街に取り残されたクローバーの生えた地面と、その上に50センチだけ持ち上げられた白い木箱のような家。アニメーションとスライドショーによる短編。

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