職場で発生または発生しそうなコンプライアンス問題を上司を通して相談・解決ができないときに、通報窓口に通報し解決する制度を設けており、国内・海外の全グループ会社へ展開しています。 通報制度はコンプライアンス委員会(委員長:取締役専務執行役員)のもとにコンプライアンス委員会事務局が担当し、社内通報窓口および独立した第三者機関が運営する社外通報窓口を設けています。寄せられた通報内容については、事実確認や是正対応等の必要な措置をとり、当該部門や関連部門と協議して再発防止策を決定し、問題の重要性・影響度によっては、コンプライアンス委員会等での審議を行います。必要な措置をとった場合、利害関係人のプライバシー等の保護に支障がない範囲において、通報者にその結果を速やかに通知します。
この制度は、TOTOグループで働くすべての方や退職後1年以内の方を対象にしており、新入社員等を対象にした教育やeラーニングを通じて制度の周知・浸透を行っています。また、当社の事業に関係のある購買取引先も利用することができます。通報はメール、Webフォーム、電話などででき、通報者が希望する氏名等の秘密は厳守され、匿名の通報も受け付けています。通報制度を正当に利用することによる通報者への報復や不利益な扱いがないことを保証しており、対応後、「通報者捜し」や「報復」の有無を確認し、そのような動きがあった場合は懲戒処分を含め厳重に対処いたします。
2024年度の通報・相談件数は、国内50件、海外8件でした。

社員意識調査結果の活用
TOTOグループの目指す姿に向かって継続的な改善活動を行っていくために、毎年TOTOグループ社員意識調査を実施しています。調査結果をもとに多面的な分析を行い、全社的には、前年度との比較をする中で課題を整理し、チェック&アクション(CA)ができるようにしています。 また、それぞれの部門も同様にフィードバック内容をもとに自部門の課題をCAし、次年度計画の立案に反映させています。社員意識調査結果を活用してPDCAサイクルをまわすことによって、職場内でコンプライアンスの取り組みが定着していくように推進しています。
コンプライアンス意識調査結果




