東陶(中国)有限公司 TOTO社員参加者:20名
南京東陶 有限公司 TOTO社員参加者: 17名
TOTO VIETNAM.CO.LTD TOTO社員参加者: 60名
TOTO MALAYSIA SDN.BHD.TOTO社員参加者: 94名
TOTO INDIA INDUSTRIES PVT.LTD TOTO社員参加者: 50名
など
地球が誕生して以来、長い時間をかけて私たち人間も含めたさまざまな生物が生まれ、つながりあって生きてきました。この生物多様性がもたらす恵みによって、 私たちのいのちや暮らしは支えられています。将来にわたり、私たちが生物多様性の恵みを享受していくためには、社会を構成する私たち皆が連携して生物多様性を守り、持続可能な利用をしていかなければなりません。事業者も社会の一員として、重要な役割を担っていくことが期待されます。
TOTOグループは世界共通の課題である環境問題を事業を通し解決する課題として位置づけ、「持続可能な社会」づくりに貢献することを目的に、「地球環境方針」を定めています。方針に沿った事業活動を行うことにより、生物多様性の保全と持続可能な利用、並びに、絶滅危惧種の絶滅につながるような活動を行わないように努めてまいります。
【地球環境方針】より抜粋
4. 生物多様性の保全と持続可能な利用に取り組みます。
自然と共生する社会の実現に向けて
TOTOグループの事業は、多様な側面で依存及び影響して成り立っています。生物多様性の損失および生態系の崩壊が及ぼす影響を重要なリスクかつ機会として認識しています。そのために、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Discloures,以下TNFD)の理念に賛同し、その活動を支援するTNFDフォーラムに加盟しています。
経団連生物多様性宣言イニシアチブへの参加
TOTOグループは、生物多様性保全を目指す「経団連生物多様性宣言・行動指針(改定版)」に賛同し、「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」に参加しています。
TOTOグループは、地球環境保全を最重要課題の一つと位置付けています。
「持続可能な社会」づくりに貢献することを目的に、高い環境意識をベースに企業経営を進め、自社およびサプライヤー様を通して生物多様性の保全と資源の持続可能な利用にも取り組んでいます。
2010年に「持続可能な原料調達基準」を制定し、主力商品の原材料である土石原料、および、木質材料の調達を配慮すべき重要項目としています。この基準は「グリーン調達ガイドライン」に記載し、公開しています。人権・労働、コンプライアンスに加え、生産地の環境・生態系へ与える影響に配慮しながら「資源の持続可能な利用」と「安定調達」のバランスを取り、サプライヤー様とともに「サステナビリティ調達」を推進しています。
<持続可能な原料調達基準>
① 生産地の法令等を順守し生産された原材料であること
② 労働環境に関わる安全面・衛生面の取り組みが確保された原材料であること
③ 原材料の採取等に伴う地域の環境・生態系への影響が配慮されていること
④ 労働者の人権や原材料の採取等に伴う地域住民への影響が配慮されていること
衛生陶器の原材料となる土石原料においては、全鉱山へ「採掘完了区域において、森林等の再生を行っているか」「採掘および粉砕くず等において、河川や湖沼の汚染を起こさないような取り組みを行っているか」等TOTOが求める基準設定した項目を含むアンケートまたは商社を通したヒアリングを最低3年間1回実施し、合法性および持続可能性の確認をしています。 2023年は実施したすべての鉱山に、TOTOが求める基準を達成頂きました。2024年度も引き続き遵守項目の基準達成率100%維持を目指します。
2024年度目標:遵守項目の基準達成率100%
河川を汚さないとりくみ
河川を汚さないとりくみの一つとして、上澄みの水を放流できるように、沈殿用ため池の確認も行っています。
採鉱完了後の植林状況例
鉱山の採掘完了区域には植林を行い森林再生に向けて活動しています。
TOTOグループでは、合法性が証明された木材・木材製品を取り扱うことを基本としています。日本の林野庁の「木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン」に基づき、調達する木材・木材製品について、トレーサビリティに必要な情報(原産国、商流、合法性証明など)を毎年調査し、生産する商品に使用する木材・木材製品の調達量に対する合法材と再生材の比率を目標値として設定し、実績値を確認しています。2017年以降、合法材と再生材の比率は100%を維持しており、2024年度も引き続き100%維持を目指します。
2024年度目標:合法材+再生材比率 100%
TOTOグループでは、持続可能な事業活動を見据え、水に関するリスク評価を実施しています。洪水や水質汚染などのリスク評価も実施し、中でも水ストレス(水の需給に関するひっ迫の程度)については、事業継続への影響が高いと考え詳細状況の把握を行っています。
特に、生産工程では多くの水を使用するため、生産拠点の各々の地域における水ストレス状況を把握し、より効果的な対応につなげています。評価方法はGRI (Global Reporting Initiative)に準拠し、世界資源研究所(World Resources Institute)が開発したAqueductおよび世界自然保護基金(WWF)によるWater Risk Filterを用いて、各生産拠点の地域ごとにWater StressとWater Depletionの評価を行い、水ストレス下にある生産拠点の地域を特定しています。
水ストレスが極めて高い(Extremely High)と評価された地域に生産拠点を有しているのは、メキシコ、中国大陸、インド、タイの4か国・7拠点です。なお、水ストレスへの対策としては、生産排水を敷地内の排水処理場で処理し、その処理した水の一部を、生産工程やトイレでの洗浄水として再利用しています 。 (本社・小倉第一工場・TOTO INDIA INDUSTRIES PVT. LTD.・TOTO (THAILAND) CO. LTD.・TOTO MEXICO,S.A.DE.C.Vなど)
「事業活動にともなう自然破壊を回避した生物多様性の保全への取り組み」として主に水栓金具を生産している小倉第二工場において生産に使用した排水の環境影響評価を行いました。
評価は、三菱化学メディエンス(株){現:(株)LSIメディエンス}と共同で「生物応答を用いた排水試験法(検討案)」※により、水中生物への影響評価を実施しました。評価の結果、水中生物へ慢性影響を及ぼす可能性は極めて小さいと考えられることが確認できました。
※「生物応答を用いた排水試験法(検討案)」 : 環境省請負事業として独立行政法人国立環境研究所が設置した「排水(環境水)管理のバイオアッセイ技術検討分科会」において、2013年3月に取りまとめられた事業場排水による水中生物への影響の程度を総体的に捉える試行試験法
施設での取り組み
「TOTOグループ施設管理規定」では、施設関連法令の遵守と共に、施設の導入、運用、廃棄までのライフサイクルを適正に管理することにより、施設に起因する環境破壊、災害、事故などを未然に防止し、従業員、関係者及び周辺地域などの環境保護と安全確保に努め、健全な事業活動の維持、向上を図ることを規定しています。
この規定において、「施設マネジメントシステム」をグループ全体に展開し、「企画・計画、施行、運用、修理・改修、廃棄」において、PDCAをまわしています。
TOTOは、水まわりを中心とした豊かで快適な生活文化を創造することで、社会の発展に貢献する企業を目指しています。社会の持続的な発展にも、会社の事業継続にも、水環境をはじめとする自然環境の保全は不可欠です。そのため、生物多様性の視点から、水資源の再生・保全や水源となる森の保全活動に努めるなど、地域や社会と関わり合った環境貢献活動を進めています。
「TOTO水環境基金」では、よりよい社会を築き支え、社会と共生することを目的に、2005年度より「創りだそう!水と暮らしの新しい文化」をテーマとして市民の取り組みを支援しています。
助成金による経済的支援だけでなく、TOTOグループ社員の活動参加や情報交換などを通して、年々活動の輪が広がっています。
2023年度活動実績
日本 | 海外 |
自然を守るために植えた植物 2,229本 整備した面積 50,248ha 駆除した外来種 23,900匹 除去した外来植物 258kg 環境教育参加者数 9,324人 | 自然を守るために植えた植物 17,066本 トイレ 17基 貯水タンク 1基 手洗い場 1箇所 |
ゴミ | |
水環境や環境保全のために収集したゴミの量 33.6t |
海外グループ会社での取り組み
TOTOグループでは、海外グループ会社における社会貢献活動を推進しています。定期的に実施している植樹活動では、環境保護への貢献だけでなく、社員及びその家族の環境保護意識の向上に役立てられています。
2023年度の活動事例
東陶(中国)有限公司 TOTO社員参加者:20名
南京東陶 有限公司 TOTO社員参加者: 17名
TOTO VIETNAM.CO.LTD TOTO社員参加者: 60名
TOTO MALAYSIA SDN.BHD.TOTO社員参加者: 94名
TOTO INDIA INDUSTRIES PVT.LTD TOTO社員参加者: 50名
など
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