清潔な水、衛生的なトイレ、正しい衛生習慣。健康で尊厳ある暮らしに欠かせないこの3つを届けることで、ウォーターエイドは世界でもっとも貧困で、社会的に取り残されがちな人びとの暮らしの改善を図っています。水・衛生分野の専門性を活かし、現在では、世界34か国に拠点を置き、アジア、アフリカ、中南米など計26か国で水・衛生プロジェクトを実施しています。
現在、インドでは史上最悪の水不足に直面しています。インド政府によると、気候変動に起因する地下水減少等によって約6億人が深刻な水不足の状態に陥っているとしています。更に水質検査体制の欠如、給水設備やパイプの破損等によって、大腸菌による汚染も多くみられており、インドでは毎年10万人以上の人が水を媒介とする病気で亡くなっています。本プロジェクトでは、水質データを集めるために、村のユース・女性からなるボランティアグループを立ち上げて水質検査に関する研修を実施し、検査結果をふまえて対応策を講じる体制を構築します。また、清潔な水を利用して、人々が健康に生活できるよう、さらに将来起こりうるパンデミックに備えるためにも、手洗い等の衛生習慣の普及にも取り組みます。
ウォーターエイドは、「すべての人が、すべての場所で、安全で持続可能な水と衛生設備を利用し、衛生習慣を実践できる世界」をビジョンに掲げて、1981年にイギリスで設立された、水・衛生専門の国際NGOです。世界では7億7100万人が清潔な水を、17億人が適切なトイレを利用できません。このような水・衛生危機に終止符を打つべく、日本法人であるウォーターエイドジャパンを2013年に設立しました。
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