ホープ・インターナショナル開発機構は、「住む場所に関係なく、すべての人々が生きていくために必要で基本的な権利が保障され、それぞれが持つ能力を十分に発揮できる機会が与えられるべきだ」という信念のもと、活動を行っています。途上国の中でも最も貧しい人々が技術・知識を身に付けられるプロジェクトや、身近にあるものを有効活用することで、経済的に自立したコミュニティが作れるような開発活動に取り組んでいます。
TOTO水環境貴基金の助成を受けて、2021年にカレ・マロ郡、2022年にウバ・ヤンバラ郡の学校トイレの建設事業を実施しました。「トイレを利用することは、自分たちの尊厳を守ることであり、健康にも直結する」ということを事業を通じて楽しく学ぶことができました。その一方で学校において保健の授業が実施されることがなく、家庭で母親が教えない限り、生理について知らない児童たちが多くいる状況がわかりました。そこで、今年度はこれまでのトイレ建設や衛生及びトイレ利用の啓発に加え、生理に関する研修や事業モニタリング等の実施にも取り組んでいきます。
ホープ・インターナショナル開発機構は、2000年に起きたインド大地震の国際災害緊急支援をきっかけに設立され、2013年には認定NPO法人の認定を受けました。現在では、発展途上国の人々を支援する国際協力団体として、インドやエチオピアでのコミュニティ開発支援事業やフィリピンでの教育支援事業、カンボジアでの健康・栄養管理促進事業、エチオピアでの水供給事業、大震災緊急支援事業など、さまざまな国際開発事業を展開しています。
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