世界最貧国のひとつであるモザンビーク共和国では、人口の大半が貧困状態にあり、多くの解決困難な課題を抱えています。モザンビークのいのちをつなぐ会は、そこに生きる人々の生命の尊厳向上に貢献するため、住民一人ひとりが生き抜くために必要な「知識と知恵」を手に入れ、自らの力で解決できるよう支援しています。 スラム地区での教育施設の整備・運営、開発の遅れている農村地区での水道インフラの整備や衛生教育の実施、伝統文化をルーツとするアーティストの活動支援など、生活の質を改善する活動を展開しています。
モザンビークのいのちをつなぐ会では、国内の紛争によって避難民が急増していることからペンバ避難民の家とナンプラ寺子屋を建設しました。両施設には水設備がなく、避難民が衛生的な生活をおくれていません。今回の活動では、ペンバ避難民の家に水道を敷設、またナンプラ寺子屋に井戸と貯水タンクを設置することで安全な水のアクセスを可能とします。
モザンビークのいのちをつなぐ会の代表理事・榎本恵氏は、アフリカで目の当たりにした環境問題等の先進国の論理と貧困国の暮らしやニーズとのジレンマを解消すべく、2013年に団体を設立。同年、カーボデルガド州最大のスラムであるナティティ地区に、教育施設として学舎・寺子屋の建設に着手。モザンビーク人有志とともに、教育や衛生など、貧困層の生活の質向上に取り組んでいます。
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