アジア協会アジア友の会は、「水」の供給から始まり、現地からの要請を受けるかたちで、「環境保全」「教育支援」「生活自立支援」に関する活動を行ってきました。地域の課題解決のために、4分野の事業を中心に必要な事業を組み合わせ、地域の自立を目指しています。また、日本国内においても、アジアや支援活動に関心を持ってもらうための啓発・広報活動を実施しているほか、全国の会員がアジア支援や活動の輪をひろげるためのチャリティイベント等を行っています。
フィリピンの農村では、多くの地域で、やむを得ず海や川などの水辺にゴミが捨てられており、本プロジェクトの活動地域である、フィリピンのマトノッグ町でも、大きな課題となっています。マトノッグ町では、これまでマングローブ林の再生活動が行われてきましたが、住居地域から流出するプラスチックごみが、沿岸のマングローブ若木の生育の妨げとなっています。結果として、不衛生な生活環境や水環境をもたらすだけでなく、住民の生計にも影響を与えつつあり、また海洋プラスチック汚染の原因ともなっています。今回のプロジェクトでは、現地住民の主体的な取り組みを促しながら、地域や家庭でのごみ処理状況の改善のために、有機性ごみの堆肥化と緑化の推進、リサイクルの推進、住民に対する適切なごみ処理意識の醸成を行います。
アジア協会アジア友の会は、1979年に創立して以後 アジアの市民の手による発展を促進する役割を担ってきました。その活動の柱として、安全な水の確保と人間の基本的生存条件の確保支援等を実施しています。これまで、安全な飲料水に欠くインドに井戸を贈る運動からはじまり、アジアの農村地域への安全な水の供給等の、貧困をなくすことを目標とした、活動を行ってきました。そのためには、アジアの人々自身が取り組むことが重要であると考え、18カ国70地域にわたる現地提携団体と連携し、地域ごとの実情に根ざした活動を推進しています。
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