国際開発救援財団は、開発途上国の子どもたちが健やかに育つことができる社会をつくるため、日本国内の様々な企業、団体、そして多くの個人と一緒に国際協力を推進しています。そのために、開発途上国の人々が貧困から脱して、地域が自立的に発展していくことができるように、様々な分野で現地に根差した支援を行っています。また、日本を含むアジアの国々で自然災害に見舞われた人々の支援に取り組んでいます。
ベトナム国内において、最も開発の進んでいない地域の一つである中部高原地域のコントゥム省では、自宅から離れた川や井戸で洗濯をしたり、付近の茂みなどで用便を済ませたりしているため、感染症にかかる危険性は高く、乳幼児の高い死亡率の要因の一つになっています。このプロジェクトでは、トイレ、洗濯等ができる住民手作りの多用途施設「マザーズ・スペース」を省内 2 郡で設置し、家庭および地域内の衛生環境の改善を図るとともに、衛生行動を定着させていきます。
国際開発救援財団は、1990年に山崎製パン株式会社の創業者である飯島藤十郎氏による3億円の寄付を主な基本財産とし、財団法人として発足しました。バングラデシュやタイなどの国々での調査と、民間団体への助成活動からスタートし、1992年からは、国際開発救援財団が自ら実施するプロジェクトを始めました。1996年には初の海外事務所をカンボジアに開設。以後、社会開発や緊急援助の活動を東南アジア、南アジア、日本国内で展開しています。
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