活動地域:フィリピン
NPO法人 ハロハロ
マングローブ植樹で魅力的に働き、生きる社会を
マングローブ植樹で魅力的に働き、生きる社会を
ハロハロは、誰もが魅力的に働き生きることのできる社会の実現を目指して、フィリピンの貧困地域に生活する人々とのパートナーシップにより、持続可能な仕事の場づくりを推進しています。 そのために、フェアトレードの普及や小規模資金融資を通じた生計向上の支援、幼稚園運営や奨学金制度の設置による教育支援、さらに、環境美化活動や保健衛生の推進、国際交流やボランティアを通じた人材育成に取り組んでいます。
アルマー島における持続可能な
マングローブ林形成プロジェクト
ボホール島地域にあるアルマー村では、沿岸の環境悪化が進んだことで、住民の収入源である海藻事業が打撃を受けており、漁業環境の再生と水質の改善が課題となっています。 この課題を解決するため、地元行政との連携により、村に海藻農家組合を組織し、マングローブの植樹やごみ対策、水質調査に取り組んでいます。また、環境への啓発を行うとともに、参加した住民や学生、日本人ボランティアなどが交流することで、豊かな地域社会づくりに貢献できる人材を育成しています。

・マングローブの植樹は私たちにたくさんの恩恵をもたらしました。植樹後の海は、以前より綺麗になったように感じます。また、小さな魚やカニが多く見られるようになったと、漁師たちが喜んでいます。さらに、マングローブを植える作業を通じてコミュニティの連帯が強まりました。(アルマール海藻農家組合長)
・近隣諸島の青年評議会メンバーにも参加してもらえたことが誇らしいです。(アルマール海藻農家組合メンバー)
・アルマール海藻農家組合のマングローブの森保全管理能力は素晴らしいと思いました。村長として、アルマー島民を広く巻き込み技術的指導とともにマングローブの重要性を啓発してくれていることに感謝します。(村長)
・参加出来て嬉しかったです!来年もまたマングローブを植えたいです。(地域の中学生)
・マングローブの植え方を正しく学ぶことができました。 (地域の小学生)
団体のなりたち
ハロハロは、2008年よりフィリピンのセブ島やマニラの貧困地域で、廃材を用いた雑貨の製作・販売による自立支援を個人の活動として開始し、2011年に団体を設立しました。2014年より日本国際協力財団の支援を受け、貧困地域における生計向上事業で成果を収めています。現在は、奨学金制度などの教育支援、環境美化や国際理解等の啓発を行うなど事業を拡大し、フィリピンの人々とともに包括的な課題解決に取り組んでいます。

井戸の利用
マングローブの植樹地
設置した水道

もっと詳しく知りたい方は...
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