ボホール島地域にあるアルマー村では、沿岸の環境悪化が進んだことで、住民の収入源である海藻事業が打撃を受けており、漁業環境の再生と水質の改善が課題となっています。
この課題を解決するため、地元行政との連携により、村に海藻農家組合を組織し、マングローブの植樹やごみ対策、水質調査に取り組んでいます。また、環境への啓発を行うとともに、参加した住民や学生、日本人ボランティアなどが交流することで、豊かな地域社会づくりに貢献できる人材を育成しています。
・マングローブの植樹は私たちにたくさんの恩恵をもたらしました。植樹後の海は、以前より綺麗になったように感じます。また、小さな魚やカニが多く見られるようになったと、漁師たちが喜んでいます。さらに、マングローブを植える作業を通じてコミュニティの連帯が強まりました。(アルマール海藻農家組合長)
・近隣諸島の青年評議会メンバーにも参加してもらえたことが誇らしいです。(アルマール海藻農家組合メンバー)
・アルマール海藻農家組合のマングローブの森保全管理能力は素晴らしいと思いました。村長として、アルマー島民を広く巻き込み技術的指導とともにマングローブの重要性を啓発してくれていることに感謝します。(村長)
・参加出来て嬉しかったです!来年もまたマングローブを植えたいです。(地域の中学生)
・マングローブの植え方を正しく学ぶことができました。 (地域の小学生)