近年、インドでは、地下水の過剰利用や干ばつ等の影響により、地下水が急激に減少しています。なかでもアンドラ・プラデシュ州では、1年に10メートル以上も地下水の水位が下がり、安全な水の入手が困難になっています。
このプロジェクトでは、住民主体による地下水保全の取り組みを支援するとともに、給水設備の整備と維持管理研修を実施することで、この地域の住民が安全な水を持続的に利用できる環境を目指しています。
・以前は、人びとはトイレへの関心が全くなく、新しく家を建てる時にも、トイレを設置しませんでした。
衛生習慣の大切さを学び、今では貧困家庭の住民もトイレを設置し、喜んで使っています。
(イソロジワディ村の男性)
・これまでは、200メートル離れた場所まで、毎日2~3回、水汲みに行っていましたが、家で水道が使えるように
なったことで、水汲みの時間を節約できるようになりました。
日雇いの仕事の仕事場にも早く到着できるようになりました。(キーラパトラ村の住民)