支援活動を行っている国のひとつ、パキスタンでは、日常に使う水の安全性が保たれておらず、下痢や肝炎の原因になっています。このような水不足や不衛生な環境は、健康面だけでなく、教育面にも悪影響をもたらしています。 山村の小学校では、手洗い場やトイレなどの基本的な衛生設備が設置されておらず、そのために子供たちが健康を害し、通学を妨げる一因となっています。そこで、小学校へのトイレや井戸の整備を進めています。また、感染症対策として衛生知識を高めるための教育「衛生キャンペーン」を実施し、児童の体調不良を減らし、勉強に集中できる環境を整えています。
・これまでは学校で不衛生な水を飲んだり、水のないトイレを使うしかなかったので、学校に衛生設備ができた時は、とっても嬉しかったです。また、衛生キャンペーンで正しい知識を学んでからは、しっかり手を洗ったり、歯を磨いたりと清潔にすることで、自分への感染だけではなく、人への感染も防いでいます。(小学校4年生の少女)