活動地域:大分県
NPO法人 水辺に遊ぶ会
カブトガニも見られる中津干潟と水辺を守る
カブトガニも見られる中津干潟と水辺を守る
ほんの十数年前まで、大分県中津の海は夕飯のおかずを捕る場所であり、子供たちが遠足や遊びに行く場所でしたが、工場誘致や港湾開発が進むにつれ、海は生活の場から遠ざかっていきました。
水辺に遊ぶ会は、中津の海や水辺と人々のくらしをつなぎ直し、「海と人の心の距離」を取り戻すことを目的に設立されました。豊かな自然環境が残る中津干潟をフィールドに、カブトガニや渡り鳥などの観察会、ベッコウトンボの保護活動、海苔すき体験などを通じた魚食推進活動、生態系の調査研究などに取り組んでいます。
生きもの、子ども、自然が元気な
中津干潟みらいづくり活動
瀬戸内海最大の面積を誇り、生物多様性に富む中津干潟を保全していくためには、市民の環境意識の醸成と若手人材の育成が課題となります。
水辺に遊ぶ会では、「生きもの、子ども、自然が元気な中津干潟みらいづくり活動」として、市民によるビーチクリーンや松林景観の再生活動、子供向けの生き物観察会・夏休みワークショップなどを実施しています。また、大学と連携し、活動拠点であるネイチャーセンター「ひがたらぼ」で行う環境学習の教材作成やプログラムの充実を図っています。

・子どもが生物に興味があるので、夏休みワークショップのように夏休みに活動できる場所や行事があるのはうれしい。
・干潟観察会は、暑かったけど、楽しかった。
・ビーチクリーンで久しぶりに海岸に来たら、松林が昔のようにきれいになっていた。
・浜遠足に参加したが、孫を松林で遊ばせることができるなんて夢のようだ。(参加者)

アカテガニの観察会
底曳き網による生き物観察
松林景観再生活動

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