TOTOグループでは、グローバルに節水商品を展開することにより、商品使用時の水消費量を削減し、その地域の水資源を保全する取り組みを推進しています。2005年当時の商品を普及し続けた場合と比べた削減効果を「商品使用時の水削減貢献量」とし、目標を設定し、進捗状況を管理しています。節水性能の高い商品をより多くのお客様に使用いただくことで、水削減貢献量が拡大することから、節水性能の向上や節水商品の更なる普及促進などの取り組みにより、「商品使用時の水削減貢献量」の目標達成を目指しています。
2023年度には10.0億㎥※を削減。WILL2030 STAGE2の目標として、2026年度には11.4億㎥の削減を目指しています。
※WILL2030 STAGE2と同様の算定条件とした場合(概算値)
商品使用時水削減貢献量の推移
大便器の洗浄水量別 出荷率の推移(日本・海外)
節水による環境貢献を最大化させるため、水まわりの中でも水を多く使うトイレの節水性能を進化させてきました。
日本では、1976年に水洗便器の大洗浄の水量は1回あたり13Lとそれまでの便器に比べて35%節水を図り、その後2002年に、TOTOが世界に先駆けて開発したトルネード洗浄などで継続的に節水化を進め、2009年に4.8L便器、2012年には3.8Lの超節水便器を発売しています。
海外でも同様に、2006年に日本に先がけて米国や中国で4.8L便器を発売しました。その後、米国向け・中国向けの3.8L節水便器や、「便器きれい機能 eWater+」「新光触媒技術 actilight」を搭載した3.8L洗浄のウォシュレット一体形便器「Neorest」を米州、中国、アジア・オセアニア、欧州で発売しています。
節水性能の進化(日本)
節水性能の進化(海外)
世界各国では、水不足問題への対策として、厳しい洗浄水量規制が設けられています。
TOTOグループでは、それに先立って4.8L便器をグローバルスタンダードと位置付け、4.8L以下の節水便器をグローバルに普及させることで、事業活動を通して環境に貢献しています。
各国の洗浄水量の規制・規格の例(2024年4月現在) ※1
世界各国の厳しい規制・規格をクリアした節水便器を、お客様のニーズに合わせて展開しています。
節水便器展開状況(日本) 節水便器展開状況(海外)
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