TOTOグループでは、グローバルに節水・省エネ商品を展開することにより、商品使用時のCO₂排出量を削減し、地球温暖化を防止する取り組みを推進しています。2005年当時の商品を普及し続けた場合と比べた削減効果を「商品使用時のCO₂削減貢献量」とし、目標を設定し、進捗状況を管理しています。節水・省エネ性能の高い商品をより多くのお客様に使用いただくことで、CO₂削減貢献量が拡大することから、節水・省エネ性能の向上や高性能商品の更なる普及促進などの取り組みにより、「商品使用時のCO₂削減貢献量」の目標達成を目指しています。
2023年度には298万t※を削減。2050年にカーボンニュートラルで持続可能な社会の実現に向けたWILL2030 STAGE2の目標として、2026年度には360万tの削減を目指しています。
※WILL2030 STAGE2と同様の算定条件とした場合(概算値)
商品使用時CO2削減貢献量の推移
節水シャワーや断熱浴槽などの開発を進め、水まわりの中でもエネルギーを多く使う浴室の節水・省エネ性能を進化させてきました。
浴室における使用時CO2排出量削減の進化
・コンフォートウエーブシャワー
新規開発のノズルで大粒の水玉をスイングしながら勢いよく吐水。それにより、「節水」と「適度な刺激感」を両立した新技術で、CO2削減に貢献。
浴室向けシャワーの日本の出荷数のうち、「コンフォートウエーブシャワー」が占める比率は7割を超えています。
コンフォートウエーブシャワー
海外への展開
コンフォートウエーブシャワーの技術と環境性能を、海外にも展開しています。
海外でのシャワー浴の文化や地域ごとの特性に応じて、さまざまなバリエーションを展開し、普及促進に取り組んでいます。
レバー中央部で給湯機が作動しない構造。よく使うレバー中央部での給湯機の無意識の作動を防ぎ、不要なお湯を出さないことで、CO2削減に貢献。
キッチン・洗面商品にこの技術を展開することで、キッチン・洗面向け水栓金具の日本の出荷数のうち、「エコシングル水栓」が占める比率は、9割を超えています。
幅広シャワーで節水を実現したシステムキッチン「ザ・クラッソ」の「タッチレス水ほうき水栓LF」にも、「エコシングル」機能を搭載しています。
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