製品環境アセスメントとは、環境に配慮した商品を継続的に開発し、環境性能を向上させるために、商品企画・設計の過程で、ライフサイクルアセスメント(LCA)※1 を用いたCO2排出量の把握から使用時の節水、省エネルギー、3R配慮など新商品の環境性能を評価する手法です。
TOTOグループでは、商品企画・設計の過程で、ライフサイクルアセスメント(LCA)に関するガイドラインなどを参考に環境影響を評価し省エネルギー性能、節水性能の向上に取り組んでいます。
※1 ライフサイクルアセスメント(LCA):商品に関する材料の調達から製造、輸送、使用、廃棄まで、商品のライフサイクルのすべての段階を通して環境影響を定量的、客観的に評価すること。
<製品環境アセスメント>
環境性能の 評価項目 | 評価内容 | |
LCCO₂ | 原材料調達-製造-物流・施工-使用-廃棄にわたるライフサイクルの各段階のCO₂排出量 | ![]() |
節水 | 商品使用時の水消費量 | |
省 エネルギー | 商品使用時のエネルギー消費量 | |
3R配慮 | 製造(設計)時の3R促進 (軽量化 リサイクル材利用 再生資源利用 易分解性 材料表示) | |
空気浄化 | 商品使用時の汚染物質(大気、水質)の浄化 | |
有害化学 物質削減 | 原材料調達-製造-物流・施工-使用-廃棄にわたるライフサイクル全体の汚染物質(大気、水質)の低減 | |
生物多様性 (木材) | 原材料調達段階の木質材料の合法木材、再生材の利用 |
近年では、カーボンニュートラルの実現に向けて、透明性の高い環境データ開示に対する期待が高まっていることを踏まえ、主要な商品を対象に、バリューチェーン全体を通じた客観性のある評価を進めてきました。
この取り組みの一環として、腰掛便器、壁掛便器、混合水栓、ウォシュレット、ウォシュレット一体形便器の代表的な商品で、環境製品宣言(EPD:Environmental Product Declaration)※2 を取得しました。
EPDは、原材料調達から製造、物流、使用、廃棄、リサイクルまでの環境影響を、ISOに準拠した手法で算定し、第三者機関の検証を経たレポートです。
今後も、LCAによってバリューチェーンの各段階における環境影響の把握を進め、その低減に取り組みます。
※2 商品によって販売地域、取得するEPDプログラムは異なります。
環境製品宣言についてはこちらをご参照ください。
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