SDGs × TOTO インタビュー
最近、ニュースや企業の広告で目にすることが増えた「SDGs」。世界各国の指導者や著名人、 最近では会社員などがバッジをつけている姿を、テレビや街中で見かけたこともあるかもしれません。社会問題に対する世界的な取り組み……とぼんやり理解している人も多いのでは?TOTOの取り組みを紹介する前に、SDGsの基本を一緒におさらいしてみましょう。
他人にトイレに入っている時の音を聞かれると恥ずかしいという理由で、多くの女性がパブリックトイレで用を足す間にも水を流していた「二度流し」に注目し、節水のための装置として開発されたのが、トイレ用擬音装置「音姫」です。この「音姫」というネーミングは、初代開発担当の女性が「擬音」の「音」と、「美しい姫」転じて古来の恥じらいの文化を意味する「乙姫様」を掛け合わせたものです。
音姫が発売されたのは1988年5月。当時、都市部の水不足が慢性化しており、音消しに使われるムダ水を減らすためにつくられた商品です。2011年には、高まるさまざまなニーズに応えるため音源を変更。生理用品を処理する音など、「トイレ内での気配を消したい」というニーズに対応した音源に変更するとともに、「リラックス効果」を実現させるため、川のせせらぎ音へと変化を遂げました。耳を澄ますと鳥のさえずりも・・・。
現在は女性だけでなく、男性も2人に1人は音姫を「利用する」と回答するなど、男性トイレへの需要も高まっています。(データ参照)
あなたは、外出先のトイレブースで、擬音装置が設置されていた場合、
排せつ音を消すために擬音装置を利用しますか? (2016年TOTO調査)
節水をきっかけに、トイレ空間での過ごし方に着目して商品化された「音姫」は、時代の変化とともにお客様の快適さやその心理まで踏み込み、進化してきました。誰もが気持ちよく、快適に使えるトイレ空間の必需アイテムとして、使う人にも環境にも嬉しい素敵な姫様として活躍しています。
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