7月8日、北海道深川市の多度志小学校へ「遠隔テレビ授業」を行いました。参加してくれたのは、5年生と6年生の4名です。
遠隔授業のテーマは「みんなにやさしいパブリックトイレを考えよう!」。パブリックトイレからユニバーサルデザインや多様性を学ぶ授業です。児童の皆さんには事前に、TOTOの教材をもとに使いやすいパブリックトイレを考え、そのアイデアを絵や文章にしてワークシートを作成してもらいました。
遠隔授業の当日。まずはTOTOの会社概要や便器の作り方の紹介から始まり、続いて4人が2班に分かれ、画面に投影しながら、トイレのプレゼンテーションを行いました。「どんな人に・どんなトイレをつくるか」「その困りごとは何か」という課題設定では、身近な人の困りごとを解決したい!という思いから家族にインタビューを行い、2班とも同じ「農業に携わる人」がターゲットとなりました。ワークシートにはいろいろなアイデアが書き込まれており、お家の人の話をよく聞いて想像を膨らませて考えてくれたことがうかがえます。環境配慮やドローンの活用などの最新技術も盛り込まれ、機能満載のトイレが完成しました。
実施後のアンケートでは児童のみなさんから、「⾃分がこうしたいトイレのことをしっかり⾔えて良かった」「初めて最初から⾃分たちで提案したので⼤変だったけど、とても楽しかった」「考えてきたアイデアが積極的に発表できてよかったです」と、授業を楽しんでくれたコメントを、また、先生からは「事前学習のスライドで、トイレ作りの視点を与えてくれたことで、⼦どもたちもその視点を持って機能やアイデア等を考えることができた」「TOTOさんがものづくりに対して⼀番⼤切にしていることが、製品ではなく、『使う⼈や相⼿の⽴場に⽴って考える』という所が⼦どもたちにとってはとても印象だったようです」「これからの⽣活や視点のひとつに⽣きることを期待しています」など、うれしいコメントをいただきました。
多度志小学校5年生・6年生のみなさん、楽しい授業をありがとうございました!
お気に入りに保存しました