3月6日、鹿児島県曽於市の大隅北小学校へ「遠隔テレビ授業」を行いました。参加してくれたのは、5年生4名です。5年生はこの1年、「福祉」について学んできたそうです。高齢者の疑似体験、車いす体験、介護施設の訪問、ワークショップへの参加などを行い、最後の発表の場として、この遠隔授業に応募いただきました。
遠隔授業のテーマは「みんなにやさしいパブリックトイレを考えよう!」。パブリックトイレからユニバーサルデザインや多様性を学ぶ授業です。児童の皆さんには事前に、TOTOの教材をもとに使いやすいパブリックトイレを考え、そのアイデアを絵や文章にしてワークシートを作成してもらいました。
そしていよいよ遠隔授業の当日。まずはTOTOの会社紹介から始まり、続いて4人がワークシートを手に、6つのアイデアを発表してくれました。発表者以外の児童もシートを持ったり指し棒を使ったりと自然に行っていたので、ふだんから何事にも協力し合っているようでした。こだわりのアイデアを発表した後は、TOTOが講評を行います。
実施後のアンケートでは児童のみなさんから、「わたし達が考えたアイデアがもうあったことにおどろいています。わたしはこんなアイデアないだろうと思っていたのですが、ふつうにありました。さすがプロのきぎょうだなぁと思いました。またこんな機会があったら、もっとすごいトイレを考えたいです」と考えることの厳しさ・楽しさについてのコメントをいただきました。児童のみなさんは実際にいろいろな場所で体験をし、使う人のことを考えて様々な工夫を出してくれました。すでに商品化されているものもありましたが、TOTOも同じように使う人のことを考えて製品づくりをしていることを知ってもらえたと思います。
また先生からは、「丁寧な講評やご意⾒をしていただけることが、まず有難く、やる気や達成感につながっている」、実体験を通したアイデア出しについても「発表までの準備も意⾒を出し合い有意義な時間」として、「6年生での考えや行動がとても楽しみ」とうれしいコメントをいただきました。
大隅北小学校5年生のみなさん、楽しい授業をありがとうございました!
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