11月24 日、上越市の清里小学校へ「遠隔テレビ授業」を行いました。参加してくれたのは、6年生11名です。地元ではキャンプ場の復活が検討されているということもあり、子どもたちがトイレについて考えてみることで地域のために役に立てるのでは、ということでご応募いただきました。
遠隔授業「みんなにやさしいパブリックトイレを考えよう!」では、パブリックトイレからユニバーサルデザインや多様性を学びます。まずは事前に、TOTOの教材をもとに児童のみなさんが使いやすいパブリックトイレを考えてワークシートを作成し、TOTOへ送ります。そしていよいよ遠隔授業の当日。児童がワークシートを使ってこだわりのパブリックトイレについて発表した後、TOTOが各発表への講評を行います。
身近なトイレで困っていることの改善策はもちろん、「使いやすくするには」「清潔にするには」など、ワークシートにはさまざまなアイデアが書き込まれています。中には1枚では足りずに2枚に分けて発表してくれる班もありました。それだけアイデアの詰まったワークシートを持ち時間の中できっちりと説明できるよう、TOTOとの授業直前まで発表練習を重ねてくれていたそうです。また、発表後に行われる質疑応答でも、「公園やキャンプ場にトイレを設置する時に気を付けることは?」の質問が出るなど、自分たちのアイデアをさらに良くしようとする意気込みが感じられました。
実施後のアンケートでは児童のみなさんから、「トイレのデザイン、仕様を考えるのが好きになりました」「自分達の考えたトイレの良いところ、改善点をすごく丁寧に教えてくださったので、小学生の自分でもわかりやすく嬉しかった」「工夫したことをたくさん発表できたのでよかった」と、うれしいコメントをいただきました。また先生からは、「教師では足りない部分を埋めていただけるさまざまな人たちと関わったり話し合ったりして、提案のやり方を学ばせてもらえるといった効果があると考えます」と、励みになるお言葉をいただきました。
清里小学校6年生のみなさん、熱のこもった授業をありがとうございました!
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