営業として一段成長したと感じたのは、エリアグループに配属されて3年経った頃でした。TOTOには新入社員を対象とした3年間の育成プログラムがあり、その最終段階で「お取引先様の実績向上を目標に活動し、結果を報告する」という課題が与えられました。そこで私は、入社1年目からお付き合いのあるガスルート(都市ガスやLPガスの販売を主に、リフォーム事業も手がけている会社)のお取引先様にアプローチしました。事業所の責任者の方に現在の課題や今後の業績目標などをヒアリングし、受注単価と成約率の向上が必要だと見極め、当社のショールームの活用を提案しました。私たちが持つ分析データも使ってこの取り組みの効果を説明し実施した結果、短期間で目標に達したのは自分でも驚いたほどです。これを機に、御用聞き的な営業から、お取引先様の利益のために何ができるかを考え実行する、TOTOが本来貫いている営業姿勢を意識できるようになりました。