TOTO Asia Oceania ドバイ営業所(出向)
I.Y
経営学研究科 国際経営学専攻 2013年入社
就活では、今後、海外に販路を拡大していく日本のメーカーに絞って見てまわり、中でも世界を相手に十分戦える会社としてTOTOを志望しました。入社後は希望していた、国際事業本部に配属。 ところが、自分の予想に反して、1年目は衛生陶器の製造ラインで生産を担当することになりました。今思えば、国際事業本部はさまざまな経験を経て初めて担える仕事が多いことから、こうした研修が用意されたのだと思います。最初は驚きましたが、結果的には得るものが大きい1年間でした。衛生陶器の製造では少しのミスが歩留まりの低下を招きます。そんな中で学んだのは目の前の作業を一つひとつ確実にやっていくことが、より良いゴールに向かう最短のやり方であるということです。この経験は、「どんなに仕事量が多くても、一つ一つの作業を大切にしていく」という今の考えの基礎になっています。また、TOTOのものづくりの理念を、身を持って理解したことが、今、お客様に説得力を持ってTOTO商品の魅力を語れる源泉になっています。
2〜4年目までは、ロシア市場のサポートや、モンゴル市場の営業を経験しました。ロシア市場のサポートで知恵を絞ったのは、いかにお客様にTOTOの魅力を知ってもらうかでした。そこでお客様を日本にご招待し、TOTO商品の納入先や製造工場などさまざまなところをご案内し、TOTOブランドの認知度の高さや商品の魅力についてアピールしました。するとお客様がTOTOに惹きつけられていることが手にとるようにわかり、手応えを感じました。一方、モンゴル市場では、代理店様とともに現地でのTOTO商品採用を目指して、あらゆる商流のお客様に訪問しながら成功体験を重ねる中で、海外営業のノウハウを獲得することができました。
5年目にドバイ営業所に赴任し、以来、セールスマネージャーとして営業所全体のサポートを担っています。当初の中東地域で苦労したのは、商流の中にいる人たちが非常に多国籍であり、一人一人がバックグラウンドも考えも違うということです。たとえば、1つの物件でも、お施主様はUAE人、コンサルタントはイギリス人、コントラクターはインド人などということが普通なのです。そのため都度、相手の思いを汲み、また自分の思いを伝えて臨機応変に対応し、かつTOTOファンになっていただかなければなりません。とても難しいことですが、それはまさに「大人になったらこういうことがやりたい」と私が夢に描いていた通りのことであり、とてもやりがいを感じます。
中東で営業活動をしていて感じるのは、TOTO商品の品質の高さです。常にお施主様や設計事務所、施工業者の方々から、「TOTOの品質はピカイチ」という評価が聞こえてきます。カタール代理店のショールームを訪ねた際、エンドユーザーのお客様から、「親が30年前に買ったTOTO商品がいまだに壊れず、使い続けている」と言われた時は感動しました。代理店様にも、「TOTO商品を扱っていて間違いない」と思っていただけるエピソードですし、私自身、今自分がやっていることが20〜30年後の人の暮らしにつながっていくと確信できてうれしく思いました。
現在は、詳しくは言えませんが、中東で新たな施策を立案し、実行も始めています。ドバイ営業所5年目を迎えた今の私自身の目標は、これまでの経験を活かして、より大きな市場でTOTOブランドの拡販を担える人財になることです。また、TOTOの商品づくりに海外市場の声を落とし込んでいける仕事ができたら、それも素晴らしい経験になると思っています。
就活では自分の直感を大事にしてほしいと思います。直感で「この会社、なんか良さそう」とか、人事の方と話していて「この人なら信頼できそう」とか、そんな肌感覚があるはずです。いろいろな選択肢で悩んだ時、最後は自分の直感で選ぶのが、自分にとって一番正解に近いのではないかと思います。
TOTO Asia Oceania ドバイ営業所(出向)
経営学研究科 国際経営学専攻 2013年入社
国際事業本部に配属。衛陶生産本部でものづくりの理念を学んだ後、2年目よりロシア市場、モンゴル市場を担当。5年目にドバイ営業所に赴任。今に至る。
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