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パブリックトイレとしての機能を向上
尿流量測定装置 新「フロースカイ」 8月1日(水)発売

~国立大学病院の7割以上に納入~

TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:喜多村 円)は、2007年より発売している尿流量測定装置「フロースカイ」の尿流量測定機能はそのままに、パブリックトイレとしての機能を向上したモデルチェンジ品を2018年8月1日(水)に発売します。

「フロースカイ」は、いつものようにトイレで排尿するだけで、「尿量測定」と「尿流測定」が行える医療機器です。従来の測定環境では、尿量・尿流いずれの測定も、採尿カップや専用医療機器が用いられるため、患者の方々にとっては通常のトイレとは異なる環境で排尿する必要がありました。「フロースカイ」による測定環境は普段のトイレに近いため、自然な排尿状態での測定が期待できます。また、採尿カップの洗浄や尿の廃棄作業などの後片付けが不要なので、院内感染の原因のひとつである尿の飛散防止にも貢献します。検査で使用しないときは、「ウォシュレット※1」付きトイレとして使用できるので、院内空間の省スペース化にも貢献します。

尿流量測定装置「フロースカイ」
● 希望小売価格
2,010,000~2,570,000円(税抜)
● 販売名
尿流量測定器 UM-100
● 一般的名称
尿流量トランスデューサ 36799000
● 届出番号
40B1X10001000002

新しい「フロースカイ」は、主に「ウォシュレット」部分を刷新し、パブリックトイレとしての機能を向上させています。

TOTO独自の「きれい除菌水」を「フロースカイ」に初搭載。便器とノズルを自動で除菌してきれいを長く保つため、トイレ掃除の負担軽減に貢献します。「ウォシュレット管理清掃用リモコン」に対応※2しており、便座や温水の温度設定、清掃時のノズルの出し/戻しの操作をリモコンひとつで行えます。便器洗浄やウォシュレットの操作リモコンには、ボタンを押すたびに発電し、乾電池交換や電源工事が不要な「エコリモコン」を採用しています。また、「がん薬物療法における曝露対策合同ガイドライン※3」に示されている「便ふた付き」も、品揃えしています。

「フロースカイ」は、全国の国立大学病院の7割以上※4にあたる32病院に納入し、好評をいただいています。

TOTOは、患者の方々のQOL(生活の質)向上と感染リスク低減に貢献すべく、「フロースカイ」をより多くの医療機関でご使用いただけるよう、今後も努めてまいります。
※1:「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です ※2:「ウォシュレット管理清掃用リモコン」は別売です。希望小売価格=6,000円(税抜)
※3:「がん薬物療法における曝露対策合同ガイドライン 2015年版」(金原出版) 編集:一般社団法人 日本がん看護学会/公益社団法人 日本臨床腫瘍学会/一般社団法人 日本臨床腫瘍薬学会 ※4:全国45の国立大学病院のうち、泌尿器科を有していない3病院を除いた42病院に対する割合

希望小売価格

便ふた なし…………… 2,010,000~2,550,000円(税抜)
便ふた あり…………… 2,030,000~2,570,000円(税抜)

新たに搭載された機能や特長

「きれい除菌水」による「便器きれい」と「ノズルきれい」

TOTOのトイレ、洗面、キッチンなど幅広く採用されている「きれい除菌水」を「フロースカイ」に初搭載し、「便器きれい」と「ノズルきれい」で、トイレのきれいを長く保ちます。

<きれい除菌水>
「きれい除菌水※1」は水※2に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる、除菌成分(次亜塩素酸)を含む水です。薬品や洗剤を使わず、水からつくられます。時間がたつと、もとの水に戻る※3ので、環境にやさしいのが特長です。

<便器きれい>
使用前に便器ボウル面にミスト(水)を自動で吹きかけ、汚れを付きにくくします。さらに、トイレ使用後と、8時間使用しない時には「きれい除菌水※1」のミストを自動で便器ボウル面にふきかけるので、トイレのきれいが長持ちします。

<ノズルきれい>
「ウォシュレット」使用前後に水でノズルを洗浄する「セルフクリーニング」に加え、トイレ使用後に「きれい除菌水」が、ノズルの内側も外側も自動で洗浄・除菌。使用していないときも定期的に洗浄することで、ノズルのきれいが長持ちします。
※1 試験機関:(一財)北里環境科学センター 試験方法:電解水の除菌効力試験 除菌方法:電解した水道水と菌液を混合し除菌効果を確認 試験結果:99%以上(実使用での実証結果ではありません) 効果効能:「きれい除菌水」は、汚れを抑制するもので清掃不要になるものではありません。使用・環境条件(水質や対象物の材質・形状など)によっては、効果が異なります。水道水を除菌したという意味ではありません。 ※2 水道水および飲用可能な井戸水(地下水)です。 ※3 試験機関:(一財)日本食品分析センター ※4 試験期間:(一財)日本食品分析センター 試験方法:除菌効果試験 除菌方法:電解した水道水により洗浄 対象部位:ノズル表面全体及び通水路、便器ボウル面の便器洗浄部 試験結果:99%以上(実使用での実証結果ではありません) ※5 試験機関:(一財)日本食品分析センター、(株)東レリサーチセンター ※6 試験機関:(一財)日本食品分析センター

「ウォシュレット管理清掃用リモコン」に対応

別売品の「ウォシュレット管理清掃用リモコン」に対応しています。

ウォシュレットの温度設定(便座・温水)や清掃時のノズル出し/戻しの操作をリモコンひとつで行えます。温度設定や清掃作業の時間を短縮し、管理の手間を大幅に削減できます。

ひとつのリモコンで、「フロースカイ」以外の複数の機種※7にも対応しており、ウォシュレットを複数設置している場合、連続して設定・操作をすることができます。

※7:2018年2月以降発売の商品が対象です。2018年1月以前発売の商品は対象外

「エコリモコン」を採用

便器洗浄とウォシュレットの操作用リモコンには、「エコリモコン」を採用。ボタンを押すと発電し、その電力でリモコンが作動します。これまで必要だった乾電池交換や壁裏の電源工事が不要になります。

「便ふた付き」を品揃え

医療現場によっては、患者の排泄物に含まれる抗がん剤等の薬物が、医療関係者の健康に影響を及ぼす可能性があります。「がん薬物療法における曝露対策合同ガイドライン」では、「排泄時の周囲への飛散を最小限にするように注意を促す。例えば、可能なら男女とも洋式便器を使い、排尿時は男性も座位で行う。水洗便器の蓋を閉めてからフラッシュする」とガイドされています。

こうした医療現場に向けて、「便ふた付き」を品揃えしています。便ふたは、人感センサーによるオート開閉、リモコン操作による開閉、いずれにも対応しています。

尿流量測定装置としての特長(従来品から継続)

測定方法

いつものようにトイレで排尿するだけで尿流量測定が行えます。また、検査結果をデータ化することも可能です。通常と異なるのは、排尿前後にバーコードをかざす、あるいは測定用リモコンのボタンを押す操作をするだけです。

測定原理

排尿による水位情報を水位センサーで感知します。

従来の測定環境との比較例:泌尿器科

尿流測定(ウロフロメトリー検査)時の患者、医療スタッフの負担軽減に貢献します。

<普段のトイレに近い環境で測定が可能>
「トイレではない」特殊な環境下で排尿する必要がなく、患者の方々がリラックスしやすい、普段のトイレに近い環境で検査が行えます。

<後片付け不要で、連続検査もスムーズ>
採尿カップを使わないので、カップ洗浄、尿廃棄といった後片付けが不要で、医療スタッフの業務軽減に役立ちます。
また、次の検査に向けての準備が不要なので、患者を待たせることなく、続けて検査が行えます。

<トイレ一体型で院内の省スペース化にも貢献>
検査で使用しないときは「ウォシュレット」付きトイレとして使用できるため、院内空間の省スペース化にも貢献できます。また、リフォームによる後付け設置にも対応しています。

<参考>尿流量測定装置「フロースカイ」の歩み

ニュースリリース全文及び高解像度画像は、以下よりダウンロードしてご覧ください。
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