デザイン・清掃性が更に進化
パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式
2021年4月1日(木)発売

TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:清田 徳明)は、パブリックトイレで好評いただいている「パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式」の床置き床排水タイプのデザイン・清掃性をさらに進化させ4月1日(木)に発売します。

2014年より販売している「フラッシュタンク式」は、フラッシュバルブ式の「連続洗浄」、タンク式の「省施工」の長所を兼ね備えた、TOTO独自の洗浄システムです。タンク式と同等の給水管(15A)で給水し、フラッシュバルブ式と同等の連続洗浄(約20秒で次の洗浄が可能)を電源レスで実現したものです。流体の巻き込み現象(ジェットポンプ)を活用することで、給水をシステム内で約4倍(19L/分→75L/分)に増幅し、大便器に供給します。「フラッシュタンク式」は日本のおもてなしを世界に伝える日本財団の公共トイレ設置プロジェクト「THE TOKYO TOILET」 ※1や広島県廿日市市の世界遺産・嚴島神社を有する宮島に官民協働で設置する観光地トイレ「宮島おもてなしトイレ」※2などでも採用されています。その他、様々な著名な現場で採用が進んでいます。

パブリックコンパクト便器 フラッシュタンク式(床排水タイプ)
パブリックコンパクト便器
フラッシュタンク式(床排水タイプ)
希望小売価格(税込):¥136,015~¥191,840
※便座(ウォシュレットアプリコットP)は別売
このたび「パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式」の特長である連続洗浄、省施工、ローシルエットはそのままに、従来のモデルと比較して便器前出寸法を25㎜、タンク幅を30㎜コンパクトにしました。タンク下部に曲線を設ける形状により、便器との親和性が向上しパブリック向けウォシュレット※3と組み合わせた時に段差やすき間を抑えることで一体感のあるすっきりとしたデザインになっています。汚れがたまりやすいフチ裏のない「フチなし形状」を搭載し、トイレ掃除がさっとひとふきで完了できます。また、便器側面の凹凸はサイドカバーで覆うことで、デザインと清掃性を向上させました。

TOTOは多様化する様々なパブリックトイレ空間に調和する商品開発により日本のきれいなトイレづくりに貢献します。

【主な新規特長】

①ローシルエットでコンパクト&すっきりデザイン。ゆとりあるトイレ空間を実現します。
②<新搭載>さっとひとふき出来る「フチなし形状」で清掃性向上。
③<新搭載>凹凸を覆うサイドカバーでデザインと清掃性向上。
※1 渋谷区公共トイレ THE TOKYO TOILET:https://jp.toto.com/company/press/2020/08/05_010758.htm
※2 広島県廿日市市 宮島おもてなしトイレ:https://jp.toto.com/company/press/2019/07/10_008887.htm
※3:「ウォシュレット」は、TOTO株式会社の登録商標です。 

新商品の特長

■ローシルエットでコンパクト&すっきりデザイン

コンパクトなタンクでローシルエットのパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式と、パブリックトイレにおすすめのウォシュレットの組合わせは、段差やすき間を抑えた一体感のある美しい納まりで空間がすっきり仕上がります。便器前出もコンパクトで、ゆとりあるトイレ空間を実現します。

ローシルエットでコンパクト&すっきりデザイン

フチなし形状
■フチなし形状
フチなし形状が更に進化しました。手前から奥までぐるりとフチの“返し”をなくすことで、汚れが見えにくかった死角がなくなりました。便器のフチを握るようにサッと拭くだけでトイレ掃除ができます。

サイドカバー
■サイドカバー
便器側面の凹凸はサイドカバーで覆うことで、デザインと清掃性が向上しました。

洗浄システム「フラッシュタンク式」

パブリックトイレは、「フラッシュバルブ式」または「タンク式」が主流ですが、各々に長所と短所があるので、現場にあわせて使い分ける必要があります。

洗浄システム「フラッシュタンク式」
「フラッシュバルブ式」は、連続洗浄ができコンパクトですが、水道直結で瞬間的に大量の水(13L 、8L)を流すため、25A(外径約34mm)という太い専用の給水管が必要で施工時間も多くかかっていました。一方「タンク式」は施工性や節水性に優れ、大小切替洗浄ができますが、タンク貯水に時間がかかるため、連続洗浄ができません。

それぞれの短所を解決し、多用なニーズに対応できるように開発されたのが、新洗浄システム「フラッシュタンク式」です。

「フラッシュタンク式」のしくみ
「フラッシュタンク式」は、タンク式と同じ15A(外径約22mm)の給水管から給水した水流(毎分19リットル以上)を、タンク内の太い管の中で噴出させて周囲の水を巻き込み、約4倍の毎分約75リットル※4に増幅させた水流で便器洗浄を行います。また、便器洗浄に必要な4.8リットルのうち、タンク内の水の使用量が約3リットルですむ上に、タンク式の倍以上の給水量※5で貯水するので、約20秒という洗浄間隔を実現できました。しかも、電源不要で作動するシステムです。

※4:床置大便器の場合。壁掛大便器は約3倍(19L/分→約55L/分)に増幅 ※5:タンク式の給水量が毎分約6~8リットル(最低必要水圧[流動時]:0.05MPa)に対して、フラッシュタンク式の給水量は毎分19リットル(最低必要水圧[流動時]:0.07MPa)以上

1000人規模オフィスでの年間水道料金の比較
■優れた節水効果

1000人規模のオフィスの場合※6、13L洗浄のフラッシュバルブ式と比較して、年間の節水量は約13,122キロリットル、CO2排出削減量は約8トンになります。水道料金に換算すると年間で約918万円の節約効果があります。
※6:事務所・店舗向け商品の試算条件〈2020年12月現在〉
使用状態の設定(1日1000人のオフィスビルを想定) ○人員:1000人(男性600人、女性400人) ○年間稼動日数:265日 ○比較した器具:男性用30台、女性用30台 ○使用回数 男性:大便1回/(人・日) 女性:大便1回、小便4回/(人・日) ○1回のトイレ使用で水を流す回数 男性:1.5回 女性:2.3回 ○使用水道料金=700円/kL((一社)日本バルブ工業会より) 〇CO2換算係数:[水]=0.59kg/m3
■トイレの混雑緩和

タンク式は、タンクに水が溜まるまで約60秒※7かかるので、次の利用者を待たせる場合があります。フラッシュタンク式は約20秒で次の洗浄が可能なため、トイレの混雑緩和につながります。
※7:4.8L洗浄のタンク式の場合

タンク式との洗浄間隔の比較

「フラッシュタンク式」のラインアップ

パブリックコンパクト便器 フラッシュタンク式 (床置床排水タイプ) 2021年4月1日発売予定

パブリックコンパクト便器
フラッシュタンク式
(床置床排水タイプ)
2021年4月1日発売予定

パブリックコンパクト便器 フラッシュタンク式 (床置壁排水タイプ) 2018年4月2日発売

パブリックコンパクト便器
フラッシュタンク式
(床置壁排水タイプ)
2018年4月2日発売

壁掛大便器セット フラッシュタンク式 (壁掛壁排水タイプ) 2016年2月1日発売

壁掛大便器セット
フラッシュタンク式
(壁掛壁排水タイプ)
2016年2月1日発売

■床置き床排水タイプ NEW

床置き床排水タイプ

■床置き壁排水タイプ

床置き壁排水タイプ
※掃除口(なし、あり(左右))のセット品番有り。

■壁掛け壁排水タイプ

壁掛け壁排水タイプ
※掃除口(なし、あり)のセット品番有り。専用ライニングは別売りです。

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