広島県廿日市(はつかいち)市(市長:眞野 勝弘)とTOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:喜多村 円)が、世界遺産・嚴島神社を有する観光地・宮島に整備を進めているトイレ、「TOTO宮島おもてなしトイレ(以下 本トイレ)」が、2019年8月1日(木)オープンします。
本トイレは、観光客の受入環境の充実および満足度の向上をめざしている廿日市市と、“日本を世界のショールームに”を合言葉に日本のトイレ文化の世界への発信をめざしているTOTOが、「宮島を訪れる観光客にトイレでおもてなしをしたい」という想いで一致し、2017年3月に締結されたパートナーシップ協定に基づき、官民協働で設置するものです。宮島の魅力と共に、日本のトイレの魅力、そしてTOTOの技術力を国内外に広く発信したいという想いを込めて、「TOTO宮島おもてなしトイレ」と命名しました。
TOTOのパブリックトイレ※1用の最新器具を採用し、訪日外国人からも設置が望まれている(下記の調査データ)温水洗浄便座「ウォシュレット※2」の全トイレへの設置はもちろん、多機能トイレへの利用集中を緩和する“機能分散”を一歩進める「男女共用個室トイレ」も設置。観光地トイレのモデルケースとして、訪日外国人をはじめとする一人でも多くの観光客の方々が使いやすいトイレをめざしています。
本トイレは、観光客の受入環境の充実および満足度の向上をめざしている廿日市市と、“日本を世界のショールームに”を合言葉に日本のトイレ文化の世界への発信をめざしているTOTOが、「宮島を訪れる観光客にトイレでおもてなしをしたい」という想いで一致し、2017年3月に締結されたパートナーシップ協定に基づき、官民協働で設置するものです。宮島の魅力と共に、日本のトイレの魅力、そしてTOTOの技術力を国内外に広く発信したいという想いを込めて、「TOTO宮島おもてなしトイレ」と命名しました。
TOTOのパブリックトイレ※1用の最新器具を採用し、訪日外国人からも設置が望まれている(下記の調査データ)温水洗浄便座「ウォシュレット※2」の全トイレへの設置はもちろん、多機能トイレへの利用集中を緩和する“機能分散”を一歩進める「男女共用個室トイレ」も設置。観光地トイレのモデルケースとして、訪日外国人をはじめとする一人でも多くの観光客の方々が使いやすいトイレをめざしています。
内装壁材の一部には大型陶板「ハイドロソリッド」を、小便器下および一部の大便器下の床材には汚垂(おだ)れ陶板「ハイドロセラ・フロア」シリーズを採用。「ハイドロソリッド」および「ハイドロセラ・フロア」シリーズは、TOTO独自の光触媒技術「ハイドロテクト」により防臭・防汚性能があるため、観光地トイレのお悩みのひとつである臭いや汚れの抑制に貢献します。加えて「ハイドロソリッド」は、自然素材のような豊かな質感があり、トイレ空間に調和と彩りをもたらします。
トイレの個室内には小型の液晶モニターを設置し、「ウォシュレット」をはじめとするトイレの使い方案内や宮島の観光情報などを、入室者に応じて※3投影します。
TOTOは今後も、訪日外国人を含めた一人でも多くの方々に使いやすいパブリックトイレをめざして、ものづくり、ことづくり(提案活動)の両面で取組んでまいります。
※1:商業施設、交通施設、オフィス、学校など、住宅以外のあらゆる施設のトイレをTOTOではパブリックトイレと呼んでいます ※2:「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です ※3:株式会社ゼンリンデータコムが提供するシステムを採用。
トイレの個室内には小型の液晶モニターを設置し、「ウォシュレット」をはじめとするトイレの使い方案内や宮島の観光情報などを、入室者に応じて※3投影します。
TOTOは今後も、訪日外国人を含めた一人でも多くの方々に使いやすいパブリックトイレをめざして、ものづくり、ことづくり(提案活動)の両面で取組んでまいります。
※1:商業施設、交通施設、オフィス、学校など、住宅以外のあらゆる施設のトイレをTOTOではパブリックトイレと呼んでいます ※2:「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です ※3:株式会社ゼンリンデータコムが提供するシステムを採用。
「TOTO宮島おもてなしトイレ」の主な特長
建物概要
「TOTO宮島おもてなしトイレ」は、トイレを中心とした観光客の利便性向上のための複合施設です。宮島の玄関口であるフェリー乗場(宮島桟橋)と嚴島神社の中間に位置し、多くの観光客が行き交う表参道商店街に面しています。地上2階建てで、1階部分の手前側半分は“観光案内”、奥側半分が“トイレ”、2階は“休憩スペース”となります。
「男女共用個室トイレ」も設置した機能分散配慮プラン
「TOTO宮島おもてなしトイレ」は、廿日市市、設計事務所(あい設計)、TOTOの3者で協議を重ね、宮島の伝統的な民家の空間構成である「ミセ・オウエ・ザシキ」を意識した空間コンセプトになっています。
トイレのプランニングには、30年にわたってパブリックトイレのプランニング提案を手掛けてきたTOTOのノウハウを駆使し、訪日外国人旅行者はもちろん、障がいをお持ちの方、乳幼児連れの方、さまざまな理由で異性でのトイレ介助が必要な方など、多様な方々に使いやすいトイレをめざしています。
トイレのプランニングには、30年にわたってパブリックトイレのプランニング提案を手掛けてきたTOTOのノウハウを駆使し、訪日外国人旅行者はもちろん、障がいをお持ちの方、乳幼児連れの方、さまざまな理由で異性でのトイレ介助が必要な方など、多様な方々に使いやすいトイレをめざしています。
【機能の分散配置※4】 ①~⑥
従来は多機能トイレの中にあった車いす使用者、乳幼児連れ、オストメイトに配慮した設備・機能をトイレ全体に適切に分散して配置することで、多機能トイレへの利用集中を緩和し、多様な利用者がスムースに使えるよう、工夫しています。 ①車いす優先トイレ(2ブース) ②ベビールーム(おむつ替え室+授乳室) ③ファミリートイレ(乳幼児連れ優先トイレ) ④キッズトイレ ⑤オストメイト配慮ブース(男性トイレ) ⑥オストメイト配慮ブース(女性トイレ)
【男女別になっているトイレが使いにくい方々への配慮】 ⑦
男女別になっているトイレが使いにくい方々―異性のお子様連れ、性別の異なる高齢者や発達障がい者への介助、性的マイノリティー(主にトランスジェンダーの方)―への配慮として、男女別トイレとは別に、少し広めの「⑦ だれでもトイレ(男女共用個室トイレ)」を設けています。
【スムースな利用動線】 ⑧~⑩
多くの方が利用するトイレでは、トイレの使用目的(用足し、洗面、身づくろい)に応じて動線を分離して人の流れをつくることが重要になります。 ⑧トイレの待ち行列ができる壁に鏡を設置し、簡単な身づくろいができるプレスタイリングコーナー ⑨洗面とは別に設けたスタイリングコーナー ⑩男性トイレにも洗面とは別にスタイリングコーナーを設置
※4:バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)に基づく建築設計標準(高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(平成28年度))では、「個別機能を備えた便房」として、「車いす使用者用便房」「オストメイト用設備を有する便房」「乳幼児連れに配慮した設備を有する便房」が主に挙げられており、これらを「便所内に分散して設ける」ことが設計のポイントとして示されています。
パブリック向けの「ウォシュレット」を含む、最新のトイレ器具
2018年2月より展開しているパブリック商品の新コンセプト、「PUBLIC RESTROOM ITEMS」の商品群から、最新鋭のトイレ機器を導入します。
<車いす使用者優先トイレ>
RESTROOM ITEM 01
フラットカウンター多機能トイレパック
高さ750mmで統一されたL字型カウンターに各器具を組み込むことで、空間の統一感と使いやすさを両立しています。
RESTROOM ITEM 01
フラットカウンター多機能トイレパック
高さ750mmで統一されたL字型カウンターに各器具を組み込むことで、空間の統一感と使いやすさを両立しています。
高い意匠性に加えて防臭・防汚性能のある大型陶板
「ハイドロソリッド」
個室内を含めた随所の内壁に、大型陶板「ハイドロソリッド」を採用します。TOTO独自の光触媒技術「ハイドロテクト」により防臭・防汚性能があるため、観光地トイレのお悩みのひとつである臭いや汚れの抑制に貢献します。加えて、自然素材のような豊かな質感により、本トイレに調和と彩りをもたらします。
本トイレには、ハイドロソリッドの「KOTAN(コタン)」(グレー、ベージュ)、「KANKA(カンカ)」(ブラウン、ブラック)、「SUZU(スズ)」(グレー)が使われています。
本トイレには、ハイドロソリッドの「KOTAN(コタン)」(グレー、ベージュ)、「KANKA(カンカ)」(ブラウン、ブラック)、「SUZU(スズ)」(グレー)が使われています。
便器下の臭いや尿シミ対策に効果的な汚垂れ陶板
「ハイドロセラ・フロア」シリーズ
小便器下や、男性が立って小用をする可能性のある大便器下は、“尿垂れ”による臭い(アンモニア)や黄ばみ汚れの発生、タイル目地への尿の染み込みが、トイレをきれいで快適に保つ上で課題になっています。
汚垂(おだ)れ陶板「ハイドロセラ・フロア」シリーズは、TOTO独自の光触媒技術「ハイドロテクト」の抗菌効果で菌の繁殖を抑制することで、尿由来の臭いの原因であるアンモニアの発生を抑制します。また、サイズが大判のため、汚れが集中するエリアの目地をなくすことができます。本トイレでは、小便器下には「ハイドロセラ・フロアPU」、幼児用小便器下には「ハイドロセラ・フロアキッズ」、一部の大便器下には「ハイドロセラ・フロアPC」が使われています。
汚垂(おだ)れ陶板「ハイドロセラ・フロア」シリーズは、TOTO独自の光触媒技術「ハイドロテクト」の抗菌効果で菌の繁殖を抑制することで、尿由来の臭いの原因であるアンモニアの発生を抑制します。また、サイズが大判のため、汚れが集中するエリアの目地をなくすことができます。本トイレでは、小便器下には「ハイドロセラ・フロアPU」、幼児用小便器下には「ハイドロセラ・フロアキッズ」、一部の大便器下には「ハイドロセラ・フロアPC」が使われています。
<ご参考①>
公衆トイレに「光触媒タイルの活用等」、観光庁の観光振興事業の補助対象に
観光庁の観光振興事業の一つとして、2019年度に「観光地の『まちあるき』の満足度向上整備支援事業」(2019年度予算額:30億5千万円、国の補助率:1/2)が新設されています。
同事業の7つの補助対象事業のうち、「公衆トイレの洋式便器の整備及び清潔等機能向上」の基本整備項目の一つとして、トイレの床・壁など汚物が飛散しやすい箇所へ“光触媒タイル”など抗菌素材の活用などを対象とした、「清潔機能向上整備」が盛り込まれました。従来、“和式便器の洋式化”は整備項目に挙げられていましたが、トイレ器具周辺の床・壁の清潔機能向上が補助対象に加えられたことで、清潔で快適な観光地トイレの拡大が期待されます。
なお、TOTO宮島おもてなしトイレで採用されている「ハイドロソリッド」や「ハイドロセラ・フロア」シリーズの使用は、この「清潔機能向上整備」を満たす整備となります。
同事業の7つの補助対象事業のうち、「公衆トイレの洋式便器の整備及び清潔等機能向上」の基本整備項目の一つとして、トイレの床・壁など汚物が飛散しやすい箇所へ“光触媒タイル”など抗菌素材の活用などを対象とした、「清潔機能向上整備」が盛り込まれました。従来、“和式便器の洋式化”は整備項目に挙げられていましたが、トイレ器具周辺の床・壁の清潔機能向上が補助対象に加えられたことで、清潔で快適な観光地トイレの拡大が期待されます。
なお、TOTO宮島おもてなしトイレで採用されている「ハイドロソリッド」や「ハイドロセラ・フロア」シリーズの使用は、この「清潔機能向上整備」を満たす整備となります。
<参考> 観光振興事業(観光地の「まちあるき」の満足度向上整備支援事業)の三次募集を開始
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000283.html
<ご参考②> 訪日外国人旅行者アンケート調査
TOTOが日本に観光目的で来日した訪日外国人150名(19の国と地域)を対象に2018年7月に実施した「訪日外国人旅行者アンケート調査」によると、①観光地のトイレが“きれいなトイレ”だと7割以上が「観光地のイメージがよくなる」と回答、②温水洗浄便座の設置を過半数が求めていることがわかりました。
他の調査データは、下記URLより2018年10月1日発信のニュースリリースをご覧ください
https://jp.toto.com/company/press/2018/10/01_004862.htm