
入社後、研修で商品知識や接遇の仕方を学んだとはいえ、初めて実際のお客様をご案内した際はとても緊張したのを覚えています。それからしばらくはつたないご案内だったと思いますが、新人の私についてくれるエルダー(教育担当)の先輩のおかげもあり、徐々に慣れながら成長していくことができました。例えば、お客様からいただくアンケートの中に私の接客についての課題があれば、エルダーの先輩が、「どう意識を変えていこうか」や「今後の接客プランはこうした方がいいね」などとアドバイスしてくれ、そのアドバイスに従って接客の仕方を変えてみると成果が上り、それが自信につながっていきました。


TOTOの研修の良さは、接客に役立つ実践的な内容であることです。例えば、最近参加したキッチンの体験実習もその一つです。カタログには商品の特長や機能については詳しく記載されていますが、使ってみなければわからないこともあります。実際に、パスタを茹でる深い鍋を引き出し収納から出して水を入れ、沸騰させて……、最後は片付けまでと一連の動作をやってみて水栓(蛇口)、調理機器、引き出し収納のそれぞれの位置が、調理する時の動きやすさ、物の取り出しやすさなどを考えて細かく計算されているのだなと肌で実感できました。つい先日、早速、キッチンをお求めのお客様に、「パスタは、お作りになりますか? パスタ鍋は深さがあるので、かがまない位置にしまえると楽ですよね」などと鍋を出し入れしながらお話しすると、すごく共感していただけました。自分が本当にいいと思ったものを提案していることが、お客様へ伝わる力になっていると感じます。
SRADは、直接お客様と対面してご要望を伺い、それぞれに合った提案ができた時、達成感を得られる非常にやりがいのある仕事です。また、お客様の喜びの声を直接伺うことも沢山あります。実際にTOTO商品が自宅に設置された後、ショールームまで御礼を伝えに来てくださったお客様もいらっしゃるほどです。初めは知識ゼロでも研修等でしっかりフォローがあるので、少しでも興味のある方はぜひ挑戦してほしいです。