高気密高断熱を柱にした注文住宅へシフト

「注文住宅の比率を高めたい。そのために新たな体制をつくっているところです」
 100棟の住宅をはじめ、これまでタツミプランニングが建ててきたのは、不動産業者から依頼される、いわゆる建て売り住宅だ。だがライフスタイルが多様化し、人の暮らし方がさまざまになる昨今、「エンドユーザーから直接仕事を依頼される注文住宅にシフト」しようと方向性を定め直す。そのために昨年、自社の家づくりをわかりやすく説明するパンフレットをつくった。そこで謳われているのは、ウレタン吹付け断熱材を採用した高気密高断熱の家。現場発泡の「フォームライトSL」(*)を自社施工するが、じつはこのウレタン吹付け工事も、住宅建設に本腰を入れる少し前から事業のひとつになっていて、現在でも関東で一番のシェアを誇る。得意の断熱技術を駆使した、性能のすぐれた家。「僕が好きだから」(米山さん)採用されているシンプルモダンのデザイン。そしてローコスト。タツミプランニング・オリジナルの家は、この3つを武器に売り出し中である。

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フォームライトSL=現場で吹付け施工をする“ノンフロンの硬質ウレタンフォーム”の断熱材。吹付け後数秒で約100倍に発泡する(BASF INOAC ポリウレタン株式会社の取り扱い商品)。
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